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2007年05月20日

鰺寿司、牛蒡サラダほか

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
 雲ひとつない青空の下、目にしみる青葉に囲まれた馬場で2鞍騎乗。いつも重くてなかなか動こうとしない馬が上機嫌で快走してくれたのも好天のおかげだろう。それにしてもインストラクラーに「今日はスゴイですね」と言わせたほどの駆けっぷりは、「頑張ってくれたらあとで人参」と何度も耳にささやきかけたのがよかったのかも(笑)。
 ともあれ角砂糖にしろ、人参にしろ、馬のワイロは安あがりだし、こちらがきちんと座れたらちゃんと走って乗り手の技量を裏切ることはまずないからいいけど、人間相手だと勿論そう簡単にいくはずもない。
 クラブ仲間でパソコン関連の大手企業に勤めるバリキャリのOさんは、今期の人事異動で昇格してめでたく上級管理職になられたが(^^)/人間関係はますます厄介になってしんどいようである。「若い子の面倒みてる分にはよかったけど、部下が妻子持ちの男性だと、家庭が巧くいってるかどうかもやっぱ気になりますしね」と自身は独り暮らしの女性がいうのだから、他人事ながら、そりゃァ大変だわ、と思ってしまった。
 そこの会社ではいわばFA宣言が許されていて、能力を認められた社員は直属の上司を飛び越して自分が行きたい部署に異動を願い出られるシステムがあるらしく、何せ外資の浸食も激しい業界だけに、そうでもしないと優秀な社員がどんどん引き抜かれてしまうからだとか。で、部長クラスが変わっただけで、売上高がン十億円も違ってくるというような会社で管理職になられたのだから、その苦労も想像に難くないが、「まず何より全然ひとりになれないのが辛くて」とこぼされたので、ああ、それはホントに辛かろうと思ったのだった。
 作家という商売もそれなりに辛い点はあるし、人間関係が全然無くていいとまではいいきれない仕事だけれど、肝腎の執筆中は必ず独りだし、他人に気がねや妥協をすることはまずないから、私にとって一番有り難いのはその点である。以前の芝居に関係した仕事は人間関係100%といった感じで、そこからの逃避行がずるずると思いのほか長引いてしまい、こうしてなんとか暮らしが成り立っているのは実に幸運以外の何ものでもなかったのですが、家に帰ってTVを見たら、例のTOTOBIGで5億ン千万当たったというメチャ幸運な人が7人もいる!可能性があると知って、ああ、なぜ買わなかったんだろう……と一気に落ち込んでしまいました(笑)。


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