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2007年05月16日
お好み焼き、焼きそば、竜田揚げ、豆腐サラダほか
お茶の稽古の帰りにペヨトル工房の今野さん、デザイナーのミルキィ・イソベさん、三村さん、ポプラ社の矢内さんと一緒に近所の「文字平」で食事。矢内さんは昔から表千家でお茶を習ってらしたが、師匠がご高齢になられたため、ほかの師匠を探してらしたので、阪本先生をご紹介し、今日はその初稽古でほかの皆さんとも顔合わせの会食と相成った。で、皆さんからそれぞれ色んな話が出て、どうも日本の文化を取り巻く状況は今や各界でサイテー!になりつつあるような危惧を抱いたのであるが、具体的に書くのは皆さんに差し障りがあろうかと思うので、ガラッと代えて競馬界の話にしておこう(笑)。
昨日NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組で取りあげたのは藤沢さんという競馬調教師だったので、今やカメ好き兼ウマ好きになりつつある私はつい面白く見てしまった。「馬はレースに負けたからといって、悔しいから次のレースに勝ちたいなんて思うわけないですからね。ヤル気を出させるのは大変な仕事なんです」と言われたら、ああ、確かにそうだろうなあとは思うけれど、こんなことはふつう調教師でなければ出てこないセリフだろう。
非常におかしかったのは、素質がありながら全然勝てないタイキスピリッツという馬が出場したあるレースの模様だった。途中まで結構イイセンいって初勝利かと思われたのに、急に失速してずるずる後退し、あわや事故かという嫌なムードが漂うなか、失速の原因は、他の馬が蹴散らした砂粒が顔に当たってヤル気をなくしちゃったのだという、ちょっとアゼンとするような説明だった。直線コースで団子レースになれば当然ながら泥や砂が凄まじく人馬を襲うわけで、まさかそんなことでヤル気をなくしてしまう競走馬がいるなんて想いもしなかったのだけれど、わがクラブには顔に雨粒が一滴当たっただけで厩舎に帰ろうとするのもいるくらいだから、中には異常なまでに神経の細い馬がいることは確かなのである。で、どんなに実力があっても気が弱かったり神経質だったりするとレースには勝てない。そういう馬を決して見捨てずに調教する藤沢さんのやり方がまた実に面白かった。「(目先の)一勝よりも(馬の)一生」を大切にしたいという藤沢さんの調教を、子を持つ親御さんたちや教育関係者にもぜひ見てほしいなあと思ったのであります。
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コメント (2)
ちょっと眉唾の話しですが、アニマル・ヒーリングと云うのが流行ってるのをご存じですか?動物とおしゃべり出来る人が居て、ペットと会話してくれるんです。
ラブラドールの母娘の2匹を飼ってる友達が申し込んで電話で会話してもらいました。その内容を聞きましたが、確かに的をえてる内容でした。「本当にそのわんちゃん達が思ってる?かな」と私も思いました。当然我が家の男性陣は信じてません。
でも飼い主が心穏やかにペットと向き合える気持ちにはなった様なんでそれも有りかなと・・
投稿者 ともちん : 2007年05月17日 10:43
私もその番組見てました。あの枠、大好きです。
で、馬術部にもそういう馬はいたな〜と思いつつ、私がよく乗ってたのは逆だったことも思い出しました。
普段の練習では全然やる気がなくて障害を飛んでもボロボロ落とすのに、競技会で練習馬場に入ったとたんに俄然やる気になっちゃって、本馬場ではほとんど引っかかってる感じのまま走破しちゃうのがいたっけなぁ、と。
これって騎手の緊張ややる気が騎座を通して伝わるからじゃないか?っていう冷静な考え方ができるようになったのは、現役を退いてからです(^^ゞ
それにしても、いくらやる気がなくても藤沢さんに預けられて横山騎手が乗ってくれるタイキスピリッツって、ものすごく素質を認められてるんだなぁとびっくりです。
投稿者 猫並 : 2007年05月17日 21:32