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2007年04月14日
キャベツとツナ缶の酒蒸し、お粥
絶食明けの定番はキャベツスープだが、今日は少量で簡単にできるキャベツ料理にした。春キャベツとツナ缶を鍋に入れて酒と塩を振りかけて蒸し煮にするだけ。TVか何かで見て、とにかく手間いらずなので一時よく作っていた。
躰はイマイチ本調子とはいえないが、とにかく明日からポプラ社の矢内さんと一緒に京都へ取材旅行に出かける。初めて現代物の短編小説を書き下ろすための取材で、刊行予定はまだずっと先の話だけれど、せっかくなら久々に桜が見られる時期にしたいと思ったのだった。
ところでこの時期の京都はともちんさんのご投稿や妹のメールにも書いてあった通り、凄まじい観光客の波が押し寄せてどこもかしこもごった返してるようだから、祇園町のど真ん中に位置するわが実家にたどり着くのは、冗談でなく、人波をかき分けかき分けで至難のわざとなる。以前、これは某誌のエッセイにも書いた覚えがあるが、実家にタクシーを呼んで乗り込んだとたん大勢の素人カメラマンにぐるっと取り囲まれて激写に遭い、一瞬誤認逮捕でもされたのかと震え上がったものだ。つまり実家近辺でタクシーに乗るとかならず舞妓さんだと思われてしまうのであります(笑)。家の一番近くにあった化粧品屋はあぶらとり紙専門の「よーじや」と変わり、やはり一番近くの葉茶屋は東京のわが家に一番近いスーパーにまで抹茶アイスを卸す「辻利」だったりする。
京都は今や街全体が巨大テーマパークと化しており、ただしスペイン村とかとは違って中身は一応ホンモノだというのが強みだろうけれど、たまに雑誌の京都特集などを見ると、あらゆる職種の店舗に相当数のニセモンが氾濫してるようで、ええっ、こんな店あったっけ?というような店がいきなり創業ン百年だったりするのがおかしい(笑)。家としては古くからあってもその商売を始めたのはほんの最近という店でも創業ン百年を名乗ったもんがちみたいで、そういうことに全然チェックが入れられないくらい今どきは不見識な出版社も多いという事実を皆様よくご承知の上で京都旅行をなさったほうがいいと思います。
てなわけで明日早朝に発ち、18日午後に帰宅してからまた晩ご飯の写真をこのブログで披露するつもりです(笑)。
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