トップページ > 鶏肉とサヤエンドウの卵とじ

2007年03月19日

鶏肉とサヤエンドウの卵とじ

 QPで見た超カンタンな春らしい彩りの逸品。フライパンで出汁、味醂、塩、薄口醤油を併せて煮立て、薄く粉を振ったささみと絹さや(私は好みでスナップエンドウに変更)を入れてさっと熱を通し溶き卵でとじるだけ。卵を入れてから蓋をしてすぐ火を止めるのがポイント。
 一昨日の操作ミスで消したラムチョップの写真とレシピも悔しいので載せてしまいます(笑)。ラムチョップは塩胡椒し粉をつけて表面をこんがり焼いて取りだしておく。同じフライパンでニンニク、玉ねぎ、セロリのみじん切りを炒め、赤ワインをたっぷり注ぎ、酢と砂糖、鶏ガラスープの素、水、隠し味にしては多めの赤味噌を入れてソースを作り(このソースが美味しい)、ラムチョップを戻し入れてしっかり火を通す。マッシュポテトを添えて盛りつけ。手の込んだおもてなし料理に見えて意外に簡単にできるのでオススメだ。
 これを作った日の夕方は近所の三茶シネマで『王の男』を観た。すでにご覧になってる方やこれから見ようと思って方も大勢いらっしゃると思うので詳述は避けるが、なんだかヤオイ系女性客の動員を狙ったとおぼしき邦題とは全然違って、シンプルなストーリーで「芸能」と「権力」の関わりを直截に描いた骨太の映画である。邦画だと野上弥生子原作の『秀吉と利休』などにも共通するテーマだが、扱われているのが高尚な芸術ではなく実にプリミティブ且つ猥雑な芸能であるところが面白かった。それにしても、いかにフィクションとはいえ、大まかな時代設定さえわからないので(日本なら15、6世紀といった雰囲気だが)、改めて隣国の歴史に対していかに無知であるかを痛感した。バリ旅行をしたときも現地の方とお話をして、こちらがインドネシアの歴史に全くといっていいほど無知なのを恥じた次第だが、今の学校ではアジア史をもう少し詳しく教えてるのだろうか。それともいまだに何やら臭い物にはフタ式でアジアとの関わりを封印してるのだろうか。
 


このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/356

コメントしてください




ログイン情報を記憶しますか?


確認ボタンをクリックして、コメントの内容をご確認の上、投稿をお願いします。


【迷惑コメントについて】
・他サイトへ誘導するためのリンク、存在しないメールアドレス、 フリーメールアドレス、不適切なURL、不適切な言葉が記述されていると コメントが表示されず自動削除される可能性があります。