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2007年03月09日

深川丼モドキ、菜の花のお浸し

 なぜモドキなのかというと、中身がアサリじゃなくてアオヤギだからであります。近所のスーパーでアオヤギのむき身を見かけて間に合わせに使ったが、やや堅いし貝の味が濃すぎて失敗。酒のおつまみにするならいいかも。
昼間は幻冬舎のヒメが『吉原手引草』の見本をご持参になり、早くも『週刊現代』のインタビューをお受けして編集部の佐藤氏、ライターの山川徹氏とお目にかかった。
 これは今回初めて知ったのだが、最近の出版界には「バインドプルーフ」というものがあって、作品の内容がほぼ完成し、装幀がまだ出来ていない段階で、ちょうど学校の文集のような形にして書評家の方や新聞雑誌の編集部等にお送りし、店頭に並ぶ前にお読み戴くかたちを取ることがあるらしい。で、山川氏はそのバインドプルーフを何度もお読みになってわが家にお越しになり、いろいろと鋭いご質問を頂戴した。なにせ題材が「吉原」だから、けっこうきわどい話にも触れつつ、私がなぜ現代に敢えて「吉原」を取りあげる気になったのかという話を長時間させて戴いた。
 近々このブログで美しい表紙の写真も載せて紹介しますが、店頭に並ぶのは今からちょうど一週間後の3月16日ですので皆様よろしくお願いします!久々の新刊なので、さすがに今宵は自己宣伝に徹しております(笑)。
 


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