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2007年02月20日

ガラパゴス紀行 その1

 いやー、なんとか無事に帰って参りました。期待通り、いや、期待以上だといいたい、わが人生サイコーの観光旅行!!!ガラパゴスは別にカメ好きの方じゃなくても(笑)十分に楽しめる場所で、心配されたエルニーニョも現時点ではさほどの影響がないようだし、いろいろな意味で地球上にまだこんな楽園が残されていたことにほっとする思いでした。もし生きるのに疲れて人生をリセットしたくなったら借金をしてでも行ってみることをオススメします。日本の旅行代理店ATBを通じて現地の大手旅行会社にお任せした旅程は実に考え抜かれたプログラムで、当初はかなりハードに思われたものの実際はそこそこ高齢の方でもOK。ただし現地で日本語は全く通じませんので、多少はスペイン語か英語に通じてる人との同行が欠かせません。今回は特にオフ・シーズンだったせいか全日程で他の日本人とは1度も遭遇しない!という珍しい旅で、同行した3人とも旅行経験はかなりあるほうなのに口を揃えてこんなことは初めてと洩らし、私も長らく忘却の彼方ですっかりサビついた英語をムリクリ使うはめとなりました(汗)。
 というわけで日本人旅行者にはまだあまり馴染みのない土地のご紹介をかねて、今後このブログに旅行記と写真を何回かに分けて載せることと致します。動画も後日なんとかこのブログ上で見られるように致したいと存じます。
2月12日
久々の成田空港でまず驚いたのは警備の物々しさ。で、いきなりひっかかってしまったのが酸素の缶詰です。立ち寄り先のエクアドル首都キトが標高3000M近い高地なので、高山病を恐れて入手したものの、敢えなく召し上げられて始末書にサインまでさせられ、テロ対策強化の実態を思い知るはめとなりました。さらに呆れたのがアメリカの入国審査の厳しさで、アトランタ空港でわずか2時間トランジットするだけなのに、靴まで脱がされてチェックを受けなくてはならず、今回行きも帰りも一番参ったのはこのアメリカを通過することだったと申せましょう(怒)。とにかくアメリカを通過したら機内にペットボトルを持ち込めるので、空港でようやくミネラルウォーターをゲットしたものの、500ml入りがなんと2$30¢という超高値にはビックリ!とにかく腹立たしい限りの「安宅の関」でした。
 日本からアトランタまでは12時間。そこから約6時間かけてキトに着いたのは深夜で、飛行中ほとんど眠らずにいたのでぐっすり眠れるかと思いきや、なぜかまるでダメ。寝ようとしても急に息苦しくなって何度も目が覚めてしまい、空気が薄いのを実感。結局2時間ほどウトウトしただけで、翌13日は早朝からキト市内観光が待っていました。
 キトは当初単なる立ち寄り先でガラパゴスのおまけのように思って全然期待しなかったのですが、これがドッコイ、さすがに世界遺産になるだけあって、私が今までに見た世界の都市の中でもダントツに美しい町並みに文字通り目を奪われました。とにかく山中に拓けた街なので雪を戴いた高山の頂きが四方に聳え立ち、旧市街地はことに至るところ急坂だらけ。見ればそこにまさしく絵に描いたようなインディオの人たちがカラフルな衣裳でぞろぞろ歩いていて、ああ、私たちはホント南米に来ちゃったんだ……と、しばし呆然。私も一応は文筆家のはしくれなのですから、その町並みの美しさを文章で表現すればいいようなものの、そんなシンドイことはタダでしたくないので(笑)、ここに素人写真を載せて多少なりとも雰囲気をお伝えできればと存じます。写真上段は旧市街の町並み。中段は美しい独立広場を背景に不似合いな私が写っています(笑)。下段の写真の後方にはキトのシンボルであるマリア像の聳えるパネシージョの丘が見えます。このマリア像は天使のような翼をつけた南米ならではのモチーフです。大量7トンもの金箔をほどこした目も眩むばかりのゴージャスなラ・コンパーニア大聖堂の内部は残念ながら撮影が許可されませんでした。町を歩いていると修道女がやたらと目につき、日曜日でもないのに教会には参拝者が大勢いて、カトリック信仰の盛んな土地柄だというのが如実に窺えました。
 


コメント (1)


プログ初めて拝見しました。その理由は本日のNHK京都の
インタビューを見せていただいたときにアナウンサーの
紹介で開いてみようと思ったからです。
パタゴラスも読ませてもらいました。これも話の時に聞いたので関心を持ったからです。
小説はまだ1冊も読んでいません。もともと時代劇・小説は
すきですのでこれから読んでみようと思っています。
京都に住んでいますので、京都の地名・学校名も身近に
感じて見ていました。
サイン会の舞台裏を読ませていただきましたら、どの職業も
大変だなと思いました。

投稿者 川島 昌己 : 2007年10月03日 19:30