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2007年02月10日
鱈ちり
体脂肪計付き体重計に乗って大変なショックを受けたのは今週の月曜日。それから油物をなるべく避け、間食をしないようにして、けさ量ったらナ、ナント2キロ減!てなわけで今夜もヘルシーにまとめました。要は食べ過ぎだったのであります(笑)。
いよいよ出発を明後日に控えたガラパゴス旅行だが、届いたスケジュール表を見て、この年で大丈夫なんだろうか……と不安がいっぱい(- -; なにせ南米エクアドル沖1000km海上に赤道をまたぐかっこうで点在する群島で、ゾウガメ探索ハイキングやら海イグアナ観察のシュノーケリングといったアクティヴィティ満載のツアー。現地はかろうじて英語が通じるといった秘境でもあり、おまけに日本をからだと何度も乗り継ぎをして、もちろん添乗員はいないので、とにかく自力でたどり着かなくてはならないのである(汗)。
こんな凄まじい旅行に最初は独りで行く無謀な計画を立てていた私だが、途中でなんだかちょっと不安になるも、余りにもマニアな旅行先なので誘う相手がなかなか浮かばず、あるときガラパゴス→イグアナ→『イグアナの娘』の連想でその原作者である萩尾望都さんを想いだして、半ばジョークの駄目モトといった感じお誘いをしたところ、思いがけずご同行を快諾戴いて、最終的には望都さんとそのご友人、私ともうひとりの友人の計4人で出発することになった。
望都さんとのご縁は数年前に遡り、きっかけは望都さんが『週刊朝日』の「読書日記」で拙著『仲蔵狂乱』を取りあげて下さったこと。そこからポプラ社の編集者である矢内さんを通じてお目にかかり、何度か歌舞伎をご一緒して、『仲蔵狂乱』の文庫本に解説をお書き願ったりもして、ちょうどその直後に文化出版局のある雑誌で旅行エッセイを求められ、編集部から「どなたかお誘いなさってもいいですよ」と言われたのでそのときもふと望都さんを想いだして駄目モトでお誘いしたのだった。で、一緒に吉野へ花見に行ったが、その年は不運にも開花が早くてほとんど散ったあと(涙)。ただ吉野から奈良へ京都へと二人でまわった旅行は今想いだしても実に楽しいものだったので、またまたお誘いしてしまったわけである。もっとも今回は誰がどう考えても相当にハードなツアーで、デザイナーのミルキィ・イソベさんには「誘うほうも誘うほうだよね」と呆れられる始末だ。今はなんとか4人無事に戻ってこられることを祈るのみ。もっとも私だけならビヨルン・アンデルセンのような美形のガラパゴスゾウガメ(体重250kg!)に踏みつぶされて「ガラパゴスに死す」でも構いませんが(笑)。
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萩尾望都先生、現在ガラパゴスにてゾウガメさんやイグアナちゃんとご対面中……と推測 [続きを読む]
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コメント (1)
みまさま、お元気で無事楽しい旅をすごされますよう、お祈りいたしております。
日本のことは熟年パワー溢れるわたくしにまかせて、ゆっくりなさってきてくださいませ。たいていのことは見張っていますわ。
最近読んだ本で面白かったのは京都の街が舞台のヘタレ京大生初恋物語「夜は短し歩けよ乙女」です。
投稿者 あきこ : 2007年02月10日 22:42