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2006年12月01日

鮭の親子丼、小松菜と油揚げの煮浸し

 イクラが安くで手に入ったのでこのメニューに。昆布出汁で炊いたご飯に焼いた塩鮭の身をほぐして混ぜ込みイクラの醤油漬けをトッピングしただけ。
 今年の流行語大賞に「たーらこ〜、たらこ〜」が入ったのはちょっとビックリ。私はとにかく毎日欠かさずQP3分クッキングを見てるので以前から知ってたが、今年そんなに流行ってたとは!今の世の中は一体何がウケルか本当にわからない。そんなわけで今日はタラコでなくイクラにしたというわけではありません(笑)。




2006年12月02日

ブロッコリーとチーズのパスタ、コンソメスープ

 QPで前に見た料理。パスタはオレキエッテ(耳たぶ)を使う。ソースはゴルゴンゾーラとクリームチーズを溶かして生クリームと合わせたもの。時間差をつけて茹でたパスタとブロッコリーに和えて塩胡椒で調味すれば出来上がり。簡単で美味しいので、カローリーを気にしない方にはオススメ。コンソメはHオークラの缶詰。
 フィギュアスケートNHK杯を見ながら食事。無事に優勝を決めた浅田真央だが、慎重過ぎるほどの演技で、スピード感と伸びやかさは以前のほうがあったように思えるのもやはりプレッシャーのなせるわざだろうか。それにしても人が見てる前でこんなに失敗がハッキリするスポーツも珍しい。スケーターが最初に転倒してもめげずに滑り続ける精神力は相当なもんだと思う。小説を書いてても、あっ、コレ書いたの失敗しかもしれない……と途中で投げだしたくなるときが何度も訪れて、そこで止めてしまったらきっと一作も書き上げられないうちに一生が終わってしまうから、目をつぶってとにかく最後まで書いてしまう精神力が必要なのであります(笑)。
  ところで朝たまたま某局のワイドショーを見てたら「5歳の誕生日を迎えてポニーに乗る愛子さま」の映像が流されて、「天皇家と馬は切っても切れない関係にあります」と解説者がいうので他に何を見せてくれるのかと期待してたら、現天皇がポロ競技をする映像はともかくも、昭和天皇の戦時中の閲兵式を流したのには呆れてしまった。これって「ポニーに乗る愛子さま」と並べて見せていいような映像なんだろうか!太平洋戦争がかくも風化してしまたったなかで、防衛庁の省昇格がすんなり決まったのはコワイと改めて思ったのでした。


コメント(2)

気付いたら時既に遅しで、自分の相方(あるいは自分も?)が徴兵される日が来たりして、と不安になるときがあります。選挙に行って実質的には何の役にも立たない一票を投じるよりも、将来自分の身に降りかかる、現在のさまざまな懸念が現実化して生成した問題(これまで我々や我々の上の世代が行なってきた選択の結果なんですが)の対処準備に労力を注ぐほうが有益なのかも。

そういえば昨日、早稲田演劇学会で宮沢章夫氏が講演されたのですが、今朝子さんもが11/7の日記で書かれていた『鵺/(NUE)』についても少し言及していました。宮沢氏は蜷川氏の芝居が期を重ねて上演されていたことを知らず驚き、蜷川氏を当て込んで作ったあの芝居を本人が観て喜んでいたと聞いてまた驚いたそうです。ほかにも書くべきまともなことをお話していたのですが(どんな意図であの芝居を書いたか、とか)、宮沢氏の「えー」、「そのー」、「あのー」などの間投句の数をかぞえることに夢中でよく覚えておりません(笑)

投稿者 ふみ : 2006年12月02日 22:38

>選挙に行って実質的には何の役にも立たない一票を投じるよりも、将来自分の身に降りかかる、現在のさまざまな懸念が現実化して生成した問題(これまで我々や我々の上の世代が行なってきた選択の結果なんですが)の対処準備に労力を注ぐほうが有益なのかも。

まあ、そのお気持ちもわからないではありませんが、そうするとますますヤツらの思うつぼかも。


>蜷川氏を当て込んで作ったあの芝居を本人が観て喜んでいたと聞いてまた驚いたそうです。

ああ、蜷川さんはやっぱり見に行ったんだ!ロビーで話したとき、じゃ行ってみようかなあって、けっこうマジで言ってらしたけど(笑)。

投稿者 今朝子 : 2006年12月04日 00:32



2006年12月04日

もんじゃ焼き、豚の頭焼き、海鮮サラダほか

乗馬の帰りに曳舟の駅前で熊谷夫妻と会食。
年内に一度お会いする約束をした熊谷氏はご自宅が向島なので、乗馬帰りに立ち寄りやすい曳舟駅近辺で奥さま共々お会いした次第。前にも書いたが向島ジモティー同士のご夫婦だから奥さまのもんじゃはプロ級の仕上がりである。で、私が乗馬帰りということもあって、奥さまが「馬は可愛くて癒しになるでしょうねえ」と仰言るから、「そりゃァもう、いいですよ。乗馬セラピーなんてのもあるくらいですから」とお答えする。「うちでも何か飼いたいんですけど、マンションで犬猫は駄目だし、小鳥はすぐに死んじゃうし」とさらに仰言るので、私はここぞとばかり「カメになさい。カメはまず早死にしませんから。リクガメはちっとも臭わないし、エサは野菜か果物でいいし、十日間くらい留守して放っておいても平気だし、一緒にいると足に這い上ってエサをねだったりするところや、目を覚ますと人間のようにあくびをして目をこする仕草が可愛いし、鏡で自分の姿を見て発情する動作や、転倒して起きられない恰好があはれでをかしいし」なんてさんざん薦めたら少しその気になられたようだった。かくしても今日もまた乗馬とカメのミッション(笑)に時を費やしたが、宗教とか政党の勧誘に比べたらゼンゼン罪はないのであります。




2006年12月04日

小松菜チャンプルー

 QPで見た料理。ゴーヤチャンプルーの小松菜バージョン。しっかり水切りした豆腐を胡麻油で色づくまで炒めて溶き卵をふわっとからめて取りだしておく。生姜の千切りと豚肉、次いで小松菜を炒め、最後に取りだしておいた豆腐卵を加えて酒、塩、砂糖、醤油で味付け。
 NHKBS2でミロス・フォアマン監督作『アマデウス』を見ながら食事。なんたってモーツアルト生誕250年の今年はどこかの局で放送するだろうと思っていた作品だが、映画封切り時はもちろんのこと、ピーター・シェーファー原作のこれがロンドンのナショナル・シアターで初演された舞台も私は見てるのである!コレはっきりいって自慢です(笑)。
 当時はなにせロンドンのみ1週間滞在の旅行に¥60万近くかかった。それだけの旅費をかけて行くのだからなるべく良い舞台を見たいと思い、事前に海外の演劇事情に詳しい方にお会いして何を見たらいいかお話を伺った。その相手は何を隠そう、知る人ぞ知る翻訳家兼演出家の青井陽治氏で、青井さんは初対面だった私に何かと親切に教えてくださった上で、『アマデウス』は絶対に見ろと強く薦められたのである。『アマデウス』の主人公サリエリは同時代に持て囃されてもモーツアルトのように後世には残らなかった凡庸な音楽家だが、作家ピーター・シェーファーはきっとそこに自らを重ねてアーチストとしての限界を自覚してコレを書いたのだろうと青井さんが仰言ったのは今も忘れられない。青井さんがそのとき薦められた『キャッツ』の初演も短い滞在のなかでちゃんと見ることができました。


コメント(6)

私はキャッツは劇団四季のものより、確かBBC制作でテレビで放送された英国のキャッツの方が感動して胸にぐっときました。劇団四季の浅利慶太さんが、英国や米国の優れたミュージカルの上演権をみんな取ってしまうのは問題ですよね。 このせいで、来日公演が日本ではできなくなります。 浅利さんのおかげで日本のミュージカルファンが増えたことは認めますが、浅利さんの演出であちらのミュージカルが「レトルト食品」のようなお味になってしまいます。 いえ、レトルトは手軽で便利なんでいいのですが、そのお味しか知らないミュージカルファン、もっと怖いのは本場のミュージカルを観ながら「四季の方がいいわね」なんて言う日本人も出てきてしまって、これでいいのかって思います。 演出家の浅利慶太さんは観客は女、子供なんだから、作品においての社会的状況や時代背景なんて、どうせわからないだろうという考えで手直ししてしまいます。そして、それがヒットしてしまう。残念ながら、優れた興行師なんですね。

投稿者 バルサミコ : 2006年12月05日 01:33

>バルサミコさんへ
いちいち仰言る通りです!
浅利慶太さんのお父さんは、たしか鶴男さんという松竹の敏腕プロデューサーだったと聞いております。興行師としての毛並みはいいんでしょう(笑)。
私が『キャッツ』の初演を見たのは1981年の忘れもしない12月31日。夜10時開演で12時終演。つまりキャッツを見て年越しをしたのです。帰りは地下鉄が全部只で乗り放題でしたが、間違えて乗って見知らぬ駅に行ってしまい、いつの間にか車両がアフリカ系黒人ばかりでちょっと怖くなった想い出があります。でも本当に素晴らしい舞台でした!後日、四季版を見て呆れました(笑)。ロンドン在住の友人はこのミュージカルを実にイギリスらしい、つまりディケンズを生んだ国ならではの作品だと言い切りましたが、当時のロンドンは『キャッツ』の舞台で見るような荒んだ風景が本当にまだ至るところで見られたのですよ。

投稿者 今朝子 : 2006年12月05日 08:19

先日ふと思い立って、年明けに、「キャッツ」と「オペラ座の怪人」を見ることにしました。いまさらながらもいいところ。四季の舞台を見るのも初めて。なんとなく予想はしていましたが、やはりそのような感想をおもちですか...

ごく少ない自分の経験からは、翻訳物のミュージカルや芝居はあまり好みとはいえません。だったら原作、本物を見たほうがよい。本当によいものなら言葉の壁を超えても伝わるものがあるはず。

まあでも、世の中でこれだけ話題になっていて長く上演が続いているものなのだから、とにかくまずは自分の目で見てみようというつもりで行ってみます。少なくとも優れた「興行」ではあるはずだし。

投稿者 風鐸 : 2006年12月07日 14:20

これからご覧になられる方もいらした! ごめんなさい。この日記は芝居好きな方に読まれていると思い、気を許して書き込みました。こういう書き込みは他では我慢してやってないんです。せっかく舞台はいい!!四季はいい!!と盛り上がっているのに、「え〜〜?そうなんですかぁ〜。。。。」なんてネ、まずいと思って書かなかった。それで溜まってたものをここで出しちゃいました。オペラ座の怪人は私は観てないんです。で、これから観たいとも思っているんです。四季も昔からダンスはまあまあだったんですが、歌がひど過ぎて。。。そこで四季もちゃんとクラッシックの人を入れて、今怪人をやっている高井治さんという方の声はいいと聞いたものですから、気になってました。コーラスラインはお勧めしません。何年か前に観たら、初演の時より薄くなってました。アメリカらしい台詞をカット(初演から)して、さらに薄〜〜いお味のコーラスラインです。初演は前田美波里さん、市村正親さんが出てました。四季も公演数を増やし、あっちでもこっちでも公演をやっているんで、人手不足なんでしょう。店舗数を増やして80%もバイトに頼るしかないダイエーみたいなスーパーマーケットのように、役者もバイトさんみたいなのが増えました。

投稿者 バルサミコ : 2006年12月07日 16:47

>バルサミコさま、

いえいえ、とんでもない。いろいろな意見に耳を傾けることで、多面的に楽しめると思ってますので。万一自分の期待からはずれているとしたらそのハズレ加減を楽しんでしまおう、とか。そもそも、松井さんの歯に衣着せぬ物言いが心地よいのでここを訪れているくらいですし^^

屏風と食べ物屋は広げると倒れるとかいう話がありますが、それが当てはまらないことを願いたいものです。それをいうと歌舞伎公演もなにかどんどん増えているような気が。大丈夫でしょうか...?

投稿者 風鐸 : 2006年12月08日 17:12

>風鐸 さま
 お返事、ありがとうございます。調子に乗り過ぎたと反省し、しばらくはコメントを書き込むのはやめようと思っていました。『>松井さんの歯に衣着せぬ物言いが心地よいのでここを訪れている』そうなんです! 私にとっても心地よくて、癒しの場所です。歌舞伎のことは、よくわかりませんが、商売も興行も栄える時もあれば衰退していくこともある。時代の要求で、また新たな流れがやってくるかもしれません。私も興行の新たな流れなるものを見たいと思うのですが、今の注目は通信業界ですよね。

投稿者 バルサミコ : 2006年12月09日 14:42



2006年12月06日

お好み焼きほか

お茶の稽古の帰りに近所の「文字平」で食事。
デザイナーのミルキィ・イソベさん、「夜想」編集長の今野裕一氏がなんとお茶の稽古を始められることになって、ご両人と三村さんとで久々に4人一緒の会食だった。で、帰宅後うっかりブログを書き忘れたので朝こうして書いてますが、仕事を優先しなくちゃならないので、詳しい話はまたちゅうことで。




2006年12月06日

蕪と人参団子の煮物

 QPで見た料理。人参団子は鶏挽肉に人参のすり下ろしをたっぷり加え、さらに生姜のすり下ろしと塩を足して少量の溶き卵とと片栗粉でまとめる。これを蕪と時間差をつけて煮て、最後に溶き卵でとじる。出汁は味醂、塩、醤油で味付け。見た目も味もやさしい料理で忘年会疲れの胃にオススメ。
 きのう久々に会ったミルキィさんから聞いて興味深かったのが旅行先のシチリアで見たというカタコンベ(墓所)の話。きれいに着飾った何百年も前の死骸が屍蝋化してずらっと並んでいて、じっと見てると生前の人格がハッキリ窺えるそうだ。「面白いのは大人と違って子ども死骸はゼンゼン人格が見えないのよね。モノと一緒なの」とのことで、そこから「人格」って一体なんだろうと考えてしまった。
 私の場合だと、10歳以前は記憶が鮮明にあっても、そこに今につながる自分が見えない気がする。たとえば芝居や映画の場面などを強烈に憶えていても、それを見てその場で自分がどう感じて何を考えたのかが想いだせないのである。両親や昔わが家にいた板場さんたちからは「あんた(けえチャン)はほんまに変わった子やった。育てる(世話する)のが大変やったで」と今でもボロクソに言われてしまうのだけれど、それに私は責任が取れない。なぜなら一体どういうつもりで親たちのいう「変わった」ことをしたのかが想いだせないからである。10歳以降はどういうつもりでやったのかも想いだせるので悪いことしたと責任を感じる。つまりはそこでようやく私の「人格」ができあがったのであろうと思うのである。




2006年12月07日

常夜鍋

 前に作った通りなのでレシピはカット。
今日は昼間に旅行社から電話があって多少時間を費やしたので、その分仕事が遅れて、晩ご飯は手っ取り早いお鍋になった。
 今年は新聞連載でほとんど休みらしい休みが取れなかったから、来年は早々に海外へ出かける予定で、行き先は念願のガラパゴス!ああ、夢のガラパゴス……そこらじゅうにゾウガメとイグアナがいるガラパゴス!そこで死にたいくらいのガラパゴスである(笑)。そして今日やっとホテルが取れたという連絡をもらい、同行者に連絡や何かをして、そんな時間はほんのわずかのものだが、しばしガラパゴス妄想が飛び交って仕事の邪魔をしたのである。
 それにしても最初はガラパゴスの島に泊まれるなんて夢にも想わなかったが、ホテルがあることはあって、ただし部屋数20くらいの小さなホテルが2軒という話だから、自分が行きたい日にすぐ行けるとは限らないようである。巨大クルーズ船に泊まって島をめぐるという手もあるけれど、船がどの程度揺れるかわからないのでやはり陸のホテルにしたかった。で、ホテルがカメのどどっといるサンタクルス島にあるのも大きな決め手になった。出発日は2/12でエクアドルのキトに一泊するから現地入りはなんとバレンタインデー!この日にロンサム・ジョージに対面できるというのが嬉しい。ロンサム・ジョージをご存じの方は少ないと思うので一応説明しておくと、ガラパゴスのゾウガメは島によってさまざまな亜種に分かれており(これがダーウインの進化論の根拠となる)、亜種によって個体数に相違があるなかで、気の毒にも亜種でたった1頭になってしまった世界一孤独なカメ界のスーパースターであります。ちなみにガラパゴスとはスペイン語でカメという意味らしい。

 




2006年12月09日

弁松の白二重弁当ほか

整体治療の帰りに東横のれん街でゲット。久々に食べる弁松は美味しい。冷やご飯でちょうどいいお味に仕上げている点ではひょっとするとここが一番なのかも。
 今日の昼間は急に思い立って上野公園に足を運んだ。読者に伝わるかどうかはともかくも、小説は作者の頭に鮮明なイメージが立ちあがっていないと書けないもので、全く架空のものならば勝手に想像して書けばいいのだけれど、実在するものだとそうムチャクチャは書けないから、執筆を中断してわざわざ護国院と不忍池の位置関係や風景を確認に行ったというわけである。不忍池なんて何度も見てるはずだが、やはり何げなく見るのと書こうとして見るのとは異なり、これは改めて見ないと一行も書き進められないと判断して時間を費やした。この年末に何もそう余裕綽々で仕事をしているわけではないとお断りしつつ(笑)、ついでに招待券を持っていたダリ展を覗いてしまったことをご報告する。大げさな宣伝をしてるから平日の昼間でも結構人出が多かったが、ハッキリいうと点数はともかくも派手な大作や有名作は少なくて昔見た迫力あるダリ展とは大違いである。羊頭狗肉というか、何か近ごろの文化的状況を象徴してるような気がした次第。


コメント(2)

読む側の私は、時代小説でも現代のミステリーでも、読んだ時に「あれ?そうだっけ?」と思ってわざわざ見に行くことがたまにあります。もちろん何かのついでなことが多いですけど。
なぜか、いつも坂が一番気になります(笑)

投稿者 猫並 : 2006年12月09日 08:13

>いつも坂が一番気になります(笑)

そうなんです。こればっかりは実際に歩いてみないと感覚がつかめません。

投稿者 今朝子 : 2006年12月09日 17:12



2006年12月09日

茄子のピリカラ炒め、ニラ饅頭

シアターコクーンで野田地図の『ロープ』を見た帰りに東急地下紀伊国屋の「新橋亭」でゲット。
 先日歌舞伎座でお会いした集英社の伊藤さんが「出演者に頼んでもチケットが取れなかったんですう」と嘆いてらした超プレミアチケットで、今回ばかりは同伴者のチケット購入を断られてしまい、例によってズラーっと立ち見の行列が出来てるのに、招待席のど真ん中がふたつもあいてた。風邪ひいた演劇評論家か何かしらんが、這ってでも出てこいっ!さもなくば制作にちゃんと連絡しろ!と言いたい(笑)。
 なにせひとりでも十分に観客が集められる宮沢りえと藤原竜也が野田作品で共演というわけだからチケットが取れないのも当然だし、きっとこのブログの読者の中でこれからご覧になる方もいらっしゃるので多くを語るのは慎むが、チケット入手を諦めた方はあまり残念がらなくてもよさそうだと申しあげておく。
 それにしてもプログラムの作者のコトバを読んで、野田秀樹も本当に書くことがわかりやすくなったという気がしたが、そうしたわかりやすさは成熟でもある一方で老化による凡庸を物語るのかもしれず、この作品もまたコンセプトやメッセージが誰にでもわかり過ぎるくらいに出来ていて、評論家は書きやすいからきっと賞めて書く人もいるだろうけれど、小説にしろ戯曲にしろ評論家が書き切れる程度にコンセプト立ちした作品は実のところ失敗作のケースが多いのである。本当に作品に力がある場合は、当初のコンセプトをはみ出して筆が勝手に転がっていき、作者自身が書いていてハッとする瞬間が必ず訪れるものであり、その作者自身のハッとした瞬間が最もドラマチックなシーンなりセリフとなって観客の胸を打つのだろうと思う。作者がメッセージやコンセプトに囚われすぎると自身にハッとする瞬間がどうしても訪れ難くなるために勢いドラマチックな感興は薄くなる。もっともこれは言うは易しであって、今どうしても伝えなくてはならないメッセージがあると作者が思えば脱することはなかなか難しい陥穽で、昨今の国内外の情勢を眺めていれば、野田秀樹が『オイル』だの今回の『ロープ』だのといった作品を発表するのもまた無理からざる姿勢として受け止めざるを得ない。とはいえ今回は現代の劇場型戦争をプロレスのリングに見立てたコンセプトが余りにも凡庸だし、宮沢りえの扮するコロボックルが何を意味するのかも芝居が始まってすぐに私は読めたから、ハッとするところがまるでないままに芝居は幕を閉じた。セリフも最初のほうは筆がうまく転がっている気がしたが、後半に至ると野田秀樹早くも老いたりかといいたいくらいのガス欠状態になる。ただ、りえチャンと竜也の魅力をうまく引き出したキャラ作りは出来ているから最後まである程度は楽しんで見られるのが救いだ。


コメント(2)

何年か前に野田秀樹さんにお目にかかる機会がありまして、その時に野田さんが「昔は面白いと思ったら何でもやっていました。でも、ある時から何かやる時に、それはこのシーンに本当に必要なんだろうか?って考えるようになってしまったんです。」とおっしゃってました。その時、私は野田秀樹さんは芝居を作る時に使う脳の回路が変わってしまったのかなって思いました。ひらめきだって、脳がきちんと考えているんだと思うんですよ。野田さんが初期に使っていた脳の回路が何かの理由で使えなくなったんで、他の回路で芝居を作ったらなんだか普通になっちゃった、ってことはないでしょうか? 脳のことなんて全くわかってない素人ですから、単なるイメージでそう考えてしまったのですが。

投稿者 バルサミコ : 2006年12月11日 00:21

>その時、私は野田秀樹さんは芝居を作る時に使う脳の回路が変わってしまったのかなって思いました。

それって何年前の、というか、どの作品のころからなんでしょうねえ。私は大昔に『リチャードの三代目』(?だったかどうかもうタイトルもちゃんと想い出せないグローブ座公演で、孟宗竹=妄想だけというダジャレが印象的)で初めて、ああ、彼は今書けなくて苦しんでるなあと感じたことがあって、でもその後また彼の代表作といっていいような面白い作品を続々と書きだしたので、それは一時的スランプだったのでしょう。脳の回路が変わるというのは確かに言い得て妙で、創作の場合は本当に脳の色んな機能を使ってるなあという気が自分でもします。人によって違うでしょうが私はもともと整理するアタマは悪いなりに使い慣れてたので削ったり構成し直したりする作業はゼンゼン苦にならないけれど、実際には何もしていないように感じる着想段階、つまりは一番ひらめきが重要なときは、ごく平凡なストーリーを拵えていても、大変に苦しむんですよね。

投稿者 今朝子 : 2006年12月11日 06:44



2006年12月10日

上方ちらし寿司、ブロッコリーとアスパラと海老のサラダ

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
 昼間は絶好の乗馬日和だったが、夕方は馬から降りたとたんにヒエ〜ブルブルブルですっ飛んで帰って参りました(笑)。
 今日は仕事疲れでボーッとしてたせいか1鞍目はせっかく乗りやすい馬に当たったのに出来はサンザンで、2鞍目でようやく少しは乗れた気がした。こちらの体調や馬のご機嫌やらで乗馬は上手になったような気がしたり、その逆も大いにあるが、その日の調子はまずスローな常歩(なみあし)をした段階でわかる。
 芝居にしろ舞踊にしろ舞台人はよく舞台にまずちゃんと立てるかどうかが問題で、これが俗にいう「板につく」の語源でもあるが、演壇に登る場合でもまずちゃんと立てればその日の講演はなんとかなりそうな気がするし、地に足がついてない感じだと第一声が出にくいものである。で、乗馬もそれとよく似ていて、常足の段階で今日は鞍にちゃんと座れてるという感じがするとまずOKなのだけれど、座り心地が悪いと馬がなかなかいうことを聞いてくれない。要は座り方次第で、騎乗する人間に余裕があるか、びびってるか、つまりは馬を信頼してるか、警戒してるかを素早く察知してそれなりの対応をするというわけである。
こうした馬の感受性は素晴らしいものがあるから、昨今の感受性が鈍くなった人間社会と交わるよりはずっと癒されると感じてる人が乗馬クラブには沢山いらっしゃるような気がします。
で、帰って来て食事をしながらTVで『ラスト・サムライ』を見たが、年代の設定が今ちょうど書いている『銀座開化事件帖』のシリーズとかぶるので、その目で見てしまうと、随所で微妙にリアリティを感じさせつつも、全体としてはベトナム後遺症を引きずるアメリカ人が見た相変わらずムチャクチャな日本が描かれていて、まあ『ダンス・オブ・ウルブス』のアジア・バージョンというべき映画なのだろう。映像はともかくシナリオがあまりにも薄っぺらでつまらないから、わざわざ封切りで見なくてよかったという気がした。何よりも驚いたのはトム・クルーズと会話する渡辺謙の表情がハリウッド・スターのそれであって、日本人の表情には見えないということ!真田広之はちゃんと日本人に見えます。




2006年12月11日

大根と豚肉の佃煮炊き

 QPで見た料理。超簡単安あがりで美味しいのでオススメ!塩胡椒で下味した豚ロース肉を炒めて水と大根を加えてじっくり火を通し、冷蔵庫で眠っている佃煮を入れて煮て味醂と醤油で味を調えるだけ。
 けさTVのニュース番組を見ていたら例の六カ国会議再開をめぐって北朝鮮が「アメリカの1州に過ぎない日本が国として参加する資格はない!」と発言したとかいうので思わず吹きだしてしまった。まあ、ある意味で当たってなくもないし(笑)、盗人たけだけしいというか、よくぞまあそんなに悪態がつけるものだと呆れ返って、不謹慎ながら腹が立つよりむしろおかしくなったのであります。
 日本だってその昔は「鬼畜米英」なんて笑えもしない悪態をついてたけれど、今は「金持ち喧嘩せず」を地でいくかっこうで何を言われても言い返さない。国同士の悪態なんてむろんつかないに越したことはないのであるが、個人的にも悪態をつく文化が消滅したのはちょっと淋しい気がする。「ここなドブ板野郎の、タレ味噌野郎の、だしがら野郎の、そばかす野郎め」なんて助六みたいな悪態の垂れ流し男がカッコイイと思われたのも今は昔、ちょっとした悪口でも人を傷つけるとかいわれたりするようになってから、世の中のあらゆる人間関係が余計にうまくいかなくなったように思えるのは私ばかりだろうか。




2006年12月12日

ブリ照り焼き、小松菜とお揚げの煮物、ナメコ汁

たまにこうしたさりげない晩ご飯も(笑)。

 なお、このブログの10万アクセス突破記念!に読者の皆様から多数(?)のご応募を戴きありがとうございました。募集は昨日で締め切り、年内に拙著の郵送を以て発表に変えます。ご応募戴いた方には暖かいお言葉をいろいろと頂戴し、おひとりおひとりに返信は致しませんでしたが厚く感謝しております。これからはブログにコメントを頂戴できれば幸いです。また来年は新刊を3冊出す予定ですので、こちらのほうは書店でお求め戴ければ有り難く存じます。今後ともご贔屓のほどを!




2006年12月14日

ピエール・ガニエール・ア・東京

 新聞連載『そろそろ旅に』の打ち上げで、文芸出版界のグルメ王(?)講談社の国兼ブチョーがセティングされた店は近年話題の三つ星フレンチシェフ、料理界の鬼才と呼ばれるガニエールの東京青山店であった。料理名は大概記憶してブログに載せる私だが、ここのはさすがにどれもひと口で説明できない料理ばかりで、直球は1皿もなく全部クセ球である。見た目ばかりでなく前衛アートを思わせる複雑な味わいは、ひとつ間違えば食べられなくなりそうなスレスレのところでオイシイ!と唸らせる絶妙のバランスで成り立っている。
 写真上段は最初の前菜でキュウリを使った青臭みのあるソースと生牡蠣の取り合わせが抜群。写真中段は3皿目の前菜で、帆立貝にフォアグラのソースをかけたものだが、このソースがポルト酒を効かせたぴりっとした辛苦みがあって絶品。写真下段はメイン皿の鳩のソテーでこれもクロロフィルを使った苦みのあるソースが実によくマッチしていた。ほかに白子のフリッターと数種の茸の取り合わせやロブスターに甘みのある大根を取り合わせたものなど、「和」の食材を巧みに使いこなしている点や、甘みと苦みの取り合わせという料理にとって最も難しいと思える味わいをこれでもかこれでもかとぶつけてくるあたりが鬼才の鬼才たる所以と拝察された。けっして万人に向く店ではないが、食に興味のある方は一度お試しになることをオススメする。フルコースをきれいに食べ尽くしたら、次にまた凝りに凝ったデザートが7皿も続いて、国兼ブチョーも堀さんも進藤さんも私も最後は倒れ伏しそうになって完走し、今宵は眠れない夜を覚悟して表参道をあとにしたのでありました。


コメント(1)

はじめまして。Pierre Gagnaire a Tokyoにまた行こうかなと思いネットを何気なく見ていたらここにたどり着きましたのでコメント書きます。自分も3回ほど行きましたが、料理もおっしゃるとおり個性的で、個人的にはかなり好きです。自分は30代男性ですが量は少し多いですよね。連れの友人も気分が悪くなるくらい食べていました。しかしパリの本店はもっと皿数が多いのです!かなり美味しいし(骨髄のトーストとコンソメスープが良かった〜)、店内の雰囲気も本店の方が好きです。機会あれば行ってきて下さい。

投稿者 えび : 2007年05月02日 15:25



2006年12月14日

ピリカラ中華風鍋焼きうどん

 きのうフジテレビで見たのを想いだしながら作ってみた。土鍋でまず豆板醤を炒って鶏ガラスープを入れ、太めの拍子木切りにした人参と大根、白菜、緑豆春雨を加えてしっかり煮込んだ上でニラとうどんを足して酒塩醤油で調味、最後に溶き卵をまわし入れて仕上げる。
 松竹永山会長の訃報で歌舞伎界もひとつの時代が終わったことを改めて感じた。近年はともかく、数年前までは良い意味でも悪い意味でも相当な影響力を持っていた人物である。
 最後にお会いしたのはたしか5年ほど前で、歌舞伎の脚本を書くよう強く求められ、歌舞伎のホンは好きな役者にしか書けないものだけど、あなたの好きな役者は誰ですかと訊かれて、即座に「歌右衛門です」と答えたら、「ああ、それじゃもうダメだ」といっておかしそうに笑われたのが印象に残っている。そこから数々の舞台の想い出話になり、お互いそのときは妙に話が合って、もうこうした話ができる人は周りに少ないからまた来て是非一緒に話をしてくれと頼まれたが、結局それっきりになった。私としてはもう歌舞伎の仕事をする気がなかったので、お会いする必要もないと判断したのであるが、晩年は淋しい思いをなさってたのかもしれないと思う。
 私が松竹に入社したころはまだ専務だったが演劇部ではトップであり、私の所属する企画芸文室は一種の諮問機関的役割を果たして、やたらと色んな調べ物を頼まれたものである。たとえば新築劇場の初興行を「こけら落とし」というようになったのはいつ頃かとか、「一世一代」と銘打つ興行はどんな場合に許されるのかとか、そういった類を私が諸文献を調べて歴史的あとづけをしてたくらいだから、まあ、古いといっても、そうたいした会社ではないのである(笑)。で、私があっさり会社を辞めたあとも、いろいろな機会をとらえて呼び戻そうとなさって、こちらがそれを断ったために、あまりよくは思われていなかった時期もあるが、最後にお会いしたときは頗る上機嫌で、親しくお話しできたのは良き想い出だ。
 とにかく私が松竹にいたころから演劇部の社員はみな異常なくらいに恐れていたから、いつしか読売グループのナベツネ状態で歌舞伎を牛耳る存在となり、それ故いろいろな問題があったのも事実だが、歌舞伎の興行を格調高いものにして、歌舞伎役者の社会的地位を向上させた功績は大であろう。
 それにしても念願だった歌舞伎座建て替えを見ずに他界されたのは口惜しかったにちがいない。で、新築の歌舞伎座で誰が興行側の顔になるのかと考えると、なんとも頼りない気がしないでもない。その昔、帝国劇場のこけら落としの際は東宝に菊田一夫という立派な顔があったのに、と思ってしまう。が、まあ、そうはいっても、今後は興行界に限らず、どの分野にもそうした剛腕且つ強面的存在はあらわれないような気もする。政治家を見てればわかるが、なんたって今の内閣にしてからが所詮はヘナチョコの仲良しクラブでしかないのであります。
 




2006年12月16日

ブリとニンニクのハリハリサラダ、豚肉の岩塩焼き、もっちり豆腐、あんきも、だし巻き、十割そばほか

 恵比須の写真美術館ホールで台湾の人形SFX映画『聖石伝説』を見た帰りに守部さんと近所で食事。
 毎年アジアの人形劇を招聘している塚田さんのご招待で見たこの映画は台湾で『タイタニック』を上まわる興行収入をあげたそうで、見てビックリの珍品であった。ひと口でいうと『インディ・ジョーンズ』や『スター・ウォーズ』とカンフー映画を一緒くたにしたような内容で、本水や本火を使った実写とCGのSFXをふんだんに用いながら、なぜか登場するのはすべて人形!それも「ちろりん村とクルミの木」(古い!)のような指遣いタイプの人形なのである。で、カンフー映画特有の超スピーディーな迫力ある戦闘シーンを人形のぶつけ合いで再現し、人形なのにドバーッと血を流したりもする。見ていて最大の疑問は何故この映画を人形で撮らなくてはならなかったのか?ということ(笑)。人形でやるなら別に全編CGでもアニメでもよさそうなものだが、これは布袋戯(ホーテーヒー)という台湾の伝統人形劇の延長線上に出来た映画なのだった。で、面白いのは登場する男の人形がいずれも少女漫画ばりの美形ぞろいという点で、そのせいか塚田さんの話では女性の追っかけオタクが日本にも多いとのことでした。


コメント(2)

人形劇の延長でフィルム(ショート)を作っているのは、チェコも同じですよね。アメリカだと、等身大の人間(変な言い方)や人形の代わりに「親指」で撮ったりしている映画もありますが、それは流石に延長線上のものではないと思います(笑)

『聖石伝説』の登場人物たちほどビジュアル系ではありませんでしたが、川本喜八郎の作品に出て来る人形たちもなかなかイケメンでした(女性もクールビューティーな感じ)。

投稿者 ふみ : 2006年12月18日 23:39

川本さんの作品は大昔に渋谷のジァンジァンで見た覚えがあります。『道成寺』かなんかだったと思いますが、ステキでした。

投稿者 今朝子 : 2006年12月19日 08:23



2006年12月16日

鶏肉と干し椎茸と揚げ豆腐の中華風旨煮

 QPで前に見た中華の定番。生姜と長ネギのみじん切りを入れた胡麻油で鶏モモ肉を炒め、干し椎茸の戻し汁、鶏ガラスープを加え、揚げ豆腐と干し椎茸を入れて、オイスターソース、砂糖、醤油、私は好みで紹興酒で味付けし30分くらい弱火でじっくり煮込んでから水溶きカタクリでまとめる。これは誰が作っても美味しくできるはず!オススメである。
 食事をしながらTVでフィギュアの世界ファイナルを見ていたら、浅田真央やキム・ソナの演技に対して解説者の伊藤みどりが「ジャンプってこんなに簡単にできるもんでしたっけ!」と手放しで賞めたのが印象的だった。日本人は劣化の一途をたどってるわけではない、スポーツの分野では確実に進化している!のである。ところで昨夜、守部さんと一緒に入ったバーにそこでは珍しくでDJがいたので何かと音楽の話になり、私とそう変わらぬ歳で(笑)今なおロックコンサートやライブに出かける守部さんがいうには、コール&レスポンスひとつ取っても、今の若い子はリズム感のよさがひと昔前とは雲泥の差!だとか。まあトータルに考えても肉体や感性において西洋化の流れが加速したのは間違いないような気がする。そのいっぽうで何が喪われていったのかを考えるのも私のような仕事をしてる人間にとっては必要なのかもしれません。




2006年12月17日

中華饅頭3種、ビーンズとベビーリーフのサラダ

中華饅頭は福引きで当たった商品券でゲット。
今日は乗馬クラブが年末パーティでレッスン休止のため、近所で年越しのお買い物をした。庶民のマチ三茶は年末商戦たけなわで各ストリートがこぞって福引き大会を催している。で、この中華マンをゲットしたのとは別の商店街で私はな、なんと1万円の商品券をゲット!うれし〜^。^/なにせその通りはいいお肉屋さんもあるし、輸入食料品店もあるので使い道はバッチリ。犬も歩けばならぬ、人も歩けば福に当たるハッピーデーだったというわけ(笑)。




2006年12月18日

レバニラのコチュジャン炒め

 QPで見た料理。TVでは牛レバーを使ったが私は鶏レバーに替えた。コチュジャン、味噌、ニンニクのすり下ろし、砂糖、酒、醤油を混ぜ合せたタレで味付け。レバーもこれに漬け込んで下味をしておく。レバーはしっかり血抜きして、火が通りやすいように薄切りにするのがポイント。安あがりで栄養満点だし、今日は血抜きが完璧で少しも臭みがなかったので美味しく食べられた。レバーに抵抗のない人にはオススメである。
 さあ、食べようと思ってTVを点けると聞きなれた声がするので、アレ?と思って画面を見たら、やっぱり中村まり子さんが映ってるではないか!コンペティションの審査員役か何かでフランス人と喋っている。もともとフランス語が堪能な女優さんだから久々のTV出演と相成ったのであろうと思いつつ、最後まで見てしまった「のだめカンタービレ」であります。




2006年12月19日

硬焼きそば

 硬焼きそばは市販のもの。あんかけは生姜とニンニクを入れた油で豚肉、人参、玉ねぎ、白菜、干し椎茸、オータムポエム(アスパラ風味の菜の花と表示してあるがバイオ品種か?)、モヤシを炒め、鶏ガラスープと干し椎茸の戻し汁で煮て、塩、砂糖、醤油、胡椒で味付けして水溶きカタクリでまとめた。砂糖は隠し味よりも多めに入れたほうが美味しい。
 ちょいと世話場ネタだが、スーパーではよく買い物をしながら勘定は大体これくらいだろうと見当をつけて大概あたるのに、今日は大幅に外れて、野菜がえらく安いのに改めて気づいた次第。暖冬でこういういい目も見るけど、農家は大変だろうし、ほかにも困ってる人がたくさんいるにちがいないし、地球温暖化が加速してるのだともっと怖いのであります。


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本日“アクセス突破記念”の「まんが歌舞伎入門」を送っていただきました。
ありがとうございました!
ことし最後のことし最大の贈り物です(*^_^*)
来年の観劇初めは一月大阪松竹座です。
その楽しみがありますので、年末のあわただしさは何とか乗り越えられます。
あ〜〜おせち〜〜どうする?
90歳のお姑さんがいますので、一通り作らねばなりません(~_~)
本日は本当にありがとうございました。
HPは毎日楽しみに訪問させていただきます。
来年もますますのご活躍を!

投稿者 おくに : 2006年12月20日 13:43

そんなに喜んで頂いて嬉しく存じます。今後ともよろしく!良いお年をお迎えください。

投稿者 今朝子 : 2006年12月20日 21:30



2006年12月20日

五穀米弁当

 整体治療の帰りに東横のれん街でゲット。
 帰って来てTVを点けたらちょうどWBA世界タイトルマッチ因縁の亀田VSランダエタ戦が始まるところだったのでまたしても見てしまう(笑)。これで負けたら協栄ジムの存亡にもかかわる一戦だけに解説陣が第1Rから亀田を持ちあげまくるは、局は亀田有利のパンチを再録画で流すはで逆に白けてしまい、亀田は順調な試合運びでタイトル防衛を果たしたにもかかわらず、今回ランダエタがパンチを打ちながら妙にそれがゆるいのは、ひょっとして何か渡ったのかしら?てな余計な疑惑が拭えなかったのであります。
ところで話変わって、ああ、中谷昇さんがあの世から手招きしたとしか思えない岸田今日子さんの訃報であるが、この女優を紹介するのに「砂の女」と「ムーミン」ばかり出てくるのは何だかなあ……という気がしないでもない。渥美清が亡くなったとき、私はたまたま近松座の演出をしていて松竹の稽古場にいたが、「渥美さんもあんなに色んな役をやって巧い役者だったのに、死んだら結局トラさんが亡くなったっていわれるんだから、役者って何だかつまんない職業だねえ」と片岡秀太郎さんが呟いたのをよく憶えている。渥美清ならトラさんでいいじゃないかと思うけれど、岸田今日子が結局ムーミンはちょっと気の毒である。


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私も当たった「奴の小万と呼ばれた女」の本が今日届きました。ありがとうございました。厚かましくもお願いしたサイン入りで……。一足早いクリスマスプレゼントをいただいた気持ちです。歌舞伎が好きで「仲蔵狂乱」を読んだのが、ファンになるきっかけでした。来年は3冊もご本が出るとか、楽しみに待っています。それにしても訃報が続きますね。なかでも永山会長が、新しい歌舞伎座を見ないで逝かれたのは残念でなりません。友だちと「福助さんの歌右衛門襲名で華々しくオープンするんじゃない。」と話し合っていたところでした。南座で勘三郎さんの「松竹の永山会長の……」という口上を聞いてきたばかりでしたし、今度はどなたの名前が出るのでしょうね。

投稿者 岩谷真知子 : 2006年12月21日 22:24

>南座で勘三郎さんの「松竹の永山会長の……」という口上を聞いてきたばかりでしたし、今度はどなたの名前が出るのでしょうね。

 ああ、それが聞き納めになられたわけですねえ……。とにかく今の演劇部トップは皆さんお若いので、すぐに永山さんの代わりが務まる方は見あたらないし、今後あんなふうになられるというのもちょっと想像がつかない方々ですし、また役者さんたちもどんどん若返るしで、歌舞伎も今後はガラっと変わるような気がします。松竹独占が続けられるのかどうかも……まあ、どの業界も今後は激変が予想されて……ああ、そんなことを言いだしたら世界がこのまま続くのかどうかも、なにせ北極の氷が40年後に溶けちゃうというんですから(苦笑)

投稿者 今朝子 : 2006年12月21日 23:32



2006年12月21日

ブリの照り焼き、白菜と油揚げの煮物

 超おざなりの献立になったのは明日ごちそうを食べるためだが(笑)、近所のスーパーへ買い物に行ってちょっとヘンなことに気を取られてしまったからでもある。男性ふたりが手をつないでお買い物をしていた!それもひとりは非常にストイックな感じのスリムな中年男性で、もうひとりは心身共に健康そうなナイスガイである。ふたり共どうもその手の方々には見えないのがちょっとフシギでつい注目したら、ナイスガイがさっと後ろ手を組んだのでこちらも目をそらした。ところが気が付くとまた手をつないで私のほうに寄ってくるので、目のやり場に困ってうろうろしているうちに、肝腎のお買い物のほうはどうでもよくなってしまったというわけである(笑)。
 私は昔からなにせ歌右衛門が大好きで、おまけに松竹に入社したくらいだから、その手のことに全く偏見はないし、友人もいるし、一時は2丁目に毎晩のように入り浸って数多くの方々を見馴れてるから大体はひとりで歩いていても一発で見抜けるつもりだが、今日見かけたふたり連れは手をつないでいる点を除くと完全にノンケの感じで、手をつないでいても何かほかに手をつなぐ理由があるのでは?などと考え込んでしまうような方々だったのである。もっともこれは近所のスーパーという超ドメスティックな日常空間で見かけたからビックリしてこちらのセンサーがくるったのかもしれない。このスーパーの通路は狭くて、ふつうのカップルでもあまり手をつないでいる人を見かけたことはないから余計に気になったのだった。
 前に暮らしていたマンションでいわゆる女装趣味の男性を見かけたときも私はちょっと怯んだもので、女装の男性はそれまで山ほど見ていたにもかかわらず、そのときは日常空間で不意打ちを喰らったからちょっとドキッとしたのであった。今回もそのときと似ているかもしれない。思えばスッピンでよれよれのタンクトップに短パン姿で歩いていて、世田パブの高萩さんに声をかけられたとき(笑)も同じようなドキッが訪れたので、こうした日常の裂け目にはとても弱い私であります。




2006年12月22日

あら輝

 ポプラ社の矢内さんにはずいぶん前から『あら輝』に案内するよう頼まれていて、この年末にようやく実現の運びとなった。国立劇場にお勤めのご夫君もぜひ参加したいと仰言って候補日をあげてもらったが、その日はあいにく『あら輝』が満員で断られてしまい、ゴメンサイ!と言いつつ女ふたりで今年の最後の食い道楽をさせてもらった。
 今日は最近ちまたで話題のマグロ問題についてご店主に伺ったところ、施行はまだ2年も先だし、条約そのものも今回は日本がしっかり主導権を握るかたちで批准したので、日本にとってはさほど悪い話でもないのだそうである。むしろどうやらこのままだとマグロ食後進国に全部食べられてしまいそうなので、ここらで歯止めをかけるべく交わした条約らしい。で、漁業地域も地中海沿岸に限られたもので、家庭で消費されるマグロの値段には確かに影響するものの、『あら輝』で使う日本近海で日本漁船が捕獲するマグロには何ら関係はないようである。
 写真は青森県沖で獲れたマグロ(もちろん冷凍ではなく生である!)を12日間寝かせたもので、生マグロはある程度寝かせて水分を落としたほうが旨み成分が凝縮されて美味しくなるという話を聞きながら、ひと口食べて、なるほど!と感じ入った。かなりの薄切りにしてあってもその豊潤な味わいはふつうのトロの何倍かで、ご店主いわく「背徳の味」に打ちのめされる。こんな味を若いうちから覚えたらメタボリック・シンドロームまっしぐらであります(笑)。


コメント(1)

ご無沙汰しております。
7月に一度訪れました、俳優 矢崎滋主宰の劇団『東京芝居倶楽部』所属の松田佳子です!

随分と近づいてまいりましたが、この度、年末に公演を行います!
劇場は、前回と同じ場所になります。
今回は『年忘れ 落語&コントの会』と題しまして、矢崎の落語と、劇団員のショートコント集となっております!

年末の忙しい時期ではありますが、もしご都合がつきましたら、是非いらっしゃってください!
(詳しくは、私のHPをご覧いただければ幸いです)

お待ちしております♪

投稿者 佳子 : 2006年12月23日 02:36



2006年12月23日

茸のスパゲティ、生ハムとベビーリーフのサラダ

 バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!って何も天皇誕生日を御祝いしてるわけではありません(笑)。今朝6時から夜7時過ぎまで、30分の食事休憩を除いてずっと原稿を書いていて、とうとう本年中の入稿をすべて完了!ああ、これでしばらくは大手を振って遊べる〜。去年から今年にかけては月産150枚ペースで仕事をしていて、ことに10,11,12月の3月に渡って3作品の締めくくりを立て続けにやったから精も根も果てた感じである。おかげで来年は3〜4冊の新刊本を上梓いたしますので皆様よろしくお願いします(^。^)/


コメント(2)

脱稿おめでとうございます! つい先週まで、わたくしも卒論のため半死半生だったので、その解放感には共感いたします(たかだか100枚程度の卒論と小説とでは、次元が違いますけれど)。それにしても、月150枚ペースで仕事をしながら、こんなにたくさん美味しいものを食べて、お芝居を観て、松井さんはとてもパワフルですね。来年はぜひ見習いたいです。・・・無理かな?

投稿者 ふみ : 2006年12月24日 00:33

卒論は私も苦労しました。当時はまだワープロがなく、ペン書きで、あんまり書き直しが多いと用紙を丸めて捨てるしかなく、反古の山に埋もれておりました。もう2度と原稿なんか書くもんか!と思ったものです(笑)。でもスポーツが一番よくわかりますが、人体は使えば使うほどキャパが増える感じなので、私は最期までこの肉体を酷使してやろうと思ってます。なんせ人体は一回こっきりの使い切りですもんねえ。目一杯使いきらなきゃ損ですから、ふみさんも是非!

投稿者 今朝子 : 2006年12月24日 07:40



2006年12月24日

上方ちらし寿司、きんぴらサラダ

おめでとう!!!ディープインパクト(^。^)/
今日はさすがに乗馬クラブのほぼ全員がTVにかじりついて、レッスン開始が少々遅れたほど。まさしく掉尾を飾るにふさわしい感動的な追い込みで、クラブハウスは拍手喝采に包まれたのであります。私も今日は今年最後の乗馬とあって、早朝から出かけて、昼ご飯を食べる暇もなく立て続けに3鞍乗ってさすがにへとへと。で、帰りは例によって東横のれん街に寄ったらただならぬ騒ぎなのでびっくりして、ようやく、ああ、今日はクリスマス・イヴだったんだと気づくんだから、幼稚園から一貫してミッションスクールで学んだことは一体なんだったんでしょう(笑)。とにかくディーン&デルーカを筆頭に洋総菜部門はごった返して整理券まで配る騒ぎに呆れてしまい、ゲットしたのは実にクリスマスらしからぬ食品と相成りました。




2006年12月26日

しゃぶしゃぶ

 近所の福引きで1万円の商品券をゲットしたことは前に書いたが、今夜はそれで極上の霜降り肉を買って恒例のメンバーと忘年会。久々にこれでもかというほど牛肉を食べて皆大満足。ああ、三茶商店街よ、永遠なれ!




2006年12月26日

蒸し野菜のゴマだれかけ

 昨夜しゃぶしゃぶに使った自家製のゴマだれにニンニクのすり下ろしを加えて、蒸したキャベツ、カリフラワー、アスパラガス、ゆで卵、蒟蒻にかけて食す。和製(?)バーニャカウダといった感じである。
 年末にこんなのアリ得ナーイ!と叫びたくなる土砂降りが終日続いて「デイ・アフター・トウモロー」的未来がいよいよ近づいてきた感じのする今日は、このあいだポプラ社の矢内さんに薦められた萩尾望都著『バルバラ異界』全4巻をいっきに読んでしまった。矢内さんをして「望都サマの集大成」と言わしめたこの作品は、手塚治虫の『火の鳥』と同様「生命は一体どこから来てどこに行くのか」という壮大な通底音を響かせながら、「親殺し」や「アンチ・エイジング」といった生々しい現代的モチーフを全編にわたってちりばめた近未来SF漫画で、人類の未来は果たして現在の延長線上にあり得るのかという深刻なテーマに向き合わされるが、ことに「老い」を恐れ「若さ」に執着する女心をフィーチャーしたあたりはさすがに女性漫画家ならではというべきだろうか。
 で、矢内さんいわく「今の若い人ってみんな年取ることを本当にスゴク怖がってるんですよね」とのことだけれど、私より若い方々には人間そう悲観したもんでもないと申しあげたい。実例としてあげるには下らない話だが、年末の大掃除に取りかかって、天井に密着した蛍光灯カバーの取り外しで私はえらく自信を持ったのである。このマンションは天井が高いから椅子にのぼっても何とか手が届く状態。蛍光灯の取り替えだけでも大変で、ここ2、3年カバーの掃除はしないで放ってあったのだ。それがビックリするほど簡単に外せるようになったのは、たぶん乗馬でバランス感覚と筋力が身についたせいだろう。てなわけで、年を取れば何も衰えたり、出来なくなったりすることが増える一方でもなくて、人間50を過ぎてもまだまだ「進化」することだってあり得るということを、身をもってお伝えしたくなったのであります(笑)。


コメント(1)

いつも楽しく拝見させていただいています。
数日前、クリーニング屋から戻ってきたカーテンをつるした際に、自分の背丈ぎりぎりの高さだったこともあって、「5年後にもちゃんとこれが出来るかなあ」と不安でしたが、強いお言葉に安心いたしました(笑)。

投稿者 まきちゃん : 2006年12月27日 10:00



2006年12月28日

タイ式カレー

 カレーは市販の缶詰に鶏肉を加えただけ。大掃除モードに入ると料理する気がなくなってくるというのもあるし、明日は松竹永山会長の葬儀で父が東上してお昼をご馳走になるので今晩は超いい加減に済ませてしまった。それにしても今朝は冬眠中のカメが起きだして!餌をねだるは、♂が♀を追いかけてバタバタ走り回るはで、さんざん掃除の邪魔をしてくれた。カメをも狂わせる気象異常にふさわしい季節はずれのこのメニューであります。




2006年12月29日

鯛茶漬け

 昼間は松竹・永山会長の葬儀に参列。そのあと父と落ち合って銀座5丁目の「銀圓亭」でステーキランチをたっぷり戴いたので、夜は軽めのメニューに。
 さすがに日本一の老舗興行会社の社葬とあって、築地本願寺前には延々と大行列ができ、歌舞伎役者はもちろんほぼ全員が列席し、ほかにも私のそばを通った人の中には五木ひろし、舟木一夫、岩下志麻、森光子、山本富士子といった往年の大スターがいた。で、目近にした彼らはいずれも私の中で定着していた顔とは微妙にデッサンがくるっており、要は当然ながらそこに老いを滲ませていたのだが、それを見るにつけても一つの時代が終わったことを強く印象づけられたのである。
 こと歌舞伎にかぎらず、商業演劇の公演は今後成立のさせ方が難しくなるのは必至だろうと思う。昔ならひとつ当たればマンネリといわれても10年は保たせられたが、こうも時代の流れが速いと、舵取りにも相当なフレキシビリティーが要求されるはずで、極めておっとりとした社風の松竹がそうした舵取りを出来るのかどうか、今や他人事ながらOGとしては少し心配にもなるのであります。


コメント(3)

永山会長のご葬儀に参列されたのですね。ご冥福をお祈り申し上げます。思えば、歌舞伎を見出して35年。(大学の授業でレポートを書かされたのがきっかけです。教授に感謝!)今日、こんなに歌舞伎を見ることができるのも永山会長が中心になってひっぱってくださったからですね。何しろ見始めた頃の関西での興行といえば「顔見世」ぐらいでしたから。それにつけても、(以前のHPに載っていましたね)会長がおっしゃったように、歌右衛門さんに新作を書いていて下さっていればと残念でなりません。少しずつ変化は見えますが、いくら好きでも同じような演目ばかりでは、お値段が高いこともあって、そうそう食指が動きませんもの。今の日本で役者に合わせて毎月のように新作を書いている劇団といえば「宝塚」ぐらいしか思いつきません。古典も大事ですが、新作がもっと見たいです。

投稿者 岩谷真知子 : 2006年12月29日 18:21

今日、朧の森のプレビュー公演を見に行ってプログラムを買い、最初のページにある興行主の挨拶が当然のことながら違う人になっていたのをみて、やっぱりちょっと不思議な気分になりました。ホントに亡くなったんだ…近しい方ではないせいか、まだ、なかなか実感がわきません。
そして、少しでも実感につながるかと、初めてあの挨拶ページを熟読してしまいました(^^ゞ

投稿者 猫並 : 2006年12月30日 00:38

岩谷さんへ
>少しずつ変化は見えますが、いくら好きでも同じような演目ばかりでは、お値段が高いこともあって、そうそう食指が動きませんもの。

ひと昔前と比べれば、それでも新作は増えたように思います。ただ一回使い捨てみたいな感じで上演される傾向にあるのが、作者にとっても役者にとってもちょっと残念な気がします。

猫並さんへ

>今日、朧の森のプレビュー公演を見に行ってプログラムを買い、最初のページにある興行主の挨拶が当然のことながら違う人になっていた
 
 私も年明けに見る予定ですが、興行側の挨拶は我孫子さんでしたか?

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投稿者 今朝子 : 2006年12月30日 01:24



2006年12月30日

中華総菜

渋谷のビックカメラにPCソフトを買いに出かけて帰りに渋地下でゲット。TVの全日本フィギュアでミラクル真央のフリー演技を見ながら食事。今年はトリノの荒川静香をライブで見て以来フィギュアにはまって、毎試合ほとんぞ欠かさずに見てしまいました(笑)。
 買い物のついでに渋谷東映に寄って評判の高い007シリーズの新作「カジノロワイヤル」も見た。まさに原点回帰の映画で、7代目のボンドはS.マックイーンとP.ニューマンを足して2で割ったようなチャーミングな男優だが、あっ!と驚くラストという前宣伝は全く解せない。たしかによくできたセットには驚かされるけれど、ストーリーそのものは実にお定まりのパターンで、これの一体どこに驚けばいいの?って感じだ。それとも今どきの若い映画宣伝マンはこんなみえみえ展開でも自身本当にあっ!と驚いてしまったのだろうか???で、私が個人的に面白かったのは英国の杉村春子ことジュディ・デンチ扮するMが今回やけにフィーチャーされて、Mはああ見えてベッドを共にする夫(?)がいたんだ!とわかるシーンまで盛り込まれていたことであります(笑)。




2006年12月30日

里芋と鶏肉の揚げ煮、ニラ玉あんかけ、白和え、トマトとアボガドのサラダ

 近所の総菜屋でゲット。三谷幸喜監督の『有頂天ホテル』を見ながら食事。今年のお正月映画がもうTVで見られるとは驚きだが、それにしてもこの1年はえらく短く感じて、ほんとにアッという間に過ぎてしまった。で、これは何も私が年を取ったからそのように感じたというわけでもないようで、私より8つ年下の妹もさかんにそのことを言うし、きのう美容院で20歳前後の見習いさんがやはり同じ感想を述べたのでちょっと不気味に思ったくらいである。かつて筒井康隆氏は時の流れに加速度がついて世界が終末に向かうイメージを漫画に描いて、柱時計をいくつもぷかぷか浮かべた大河の先が滝になっていたという文字通りのオチで締めくくったが、老いも若きも時の流れの速さを強く感じるのはどうやら滝が見えてきた証拠だったりするとコワイ。




2006年12月31日

きりたんぽ鍋、おせちほか

いつものメンバーと年越しの会食。