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2006年08月10日
いなり寿司、もっちり豆腐ほか
落馬後遺症のため2日連続で整体治療の帰りに東横のれん街でゲット。
NHKBS2で「ウォレスとグルミット」を見ながら食事。タイトルだけだと何なの?と思われるかもしれないが、間抜けな発明家と利口な犬が主人公の英国製粘土アニメと書けばご存知の方も多いだろう。犬の表情があまりにもよく出来ているので思わず見入ってしまった。とにかく少しずつ表情を違えた人形を何体も作って数年がかりで実写するというのだからまさに根気の賜物!である。短編を何本か続けて放映したが、ひょっとしてピングーのアンチパロディ?といいたくなる「ペンギンに気をつけろ」なんてのはなかなか面白い作品だ。
賢明で淡々とした犬のグルミットは英国ならではのキャラだろう。四半世紀前に私が初めてロンドンを訪れたときは、日本がまだ今のような一億総ペット状態ではなかっただけに、英国人はなんて犬好きなんだろうと呆れ果て、怖そうな過激パンクの連中まで犬を連れて歩いてるのでびっくりした憶えがある。
当時はサッチャー政権の1年目で、英国経済はどん底状態、若者は地べたに座り込んで全くやる気ナシ、街はどこもかしこ荒みきって新聞紙が舞ってる感じの中で、私は「キャッツ」の初演を見たのだった。英国にはその後も何度か行ったが、経済回復を反映して街はどんどんきれいに、人はおしゃれなっていくのが如実に感じられた。今日はこのアニメを見てまたそろそろ行ってみたいなあと思っていたら、ニュース番組でヒースロー空港のテロ騒ぎが流れて、嗚呼!またしても……と溜息が出る。レバノン情勢の悪化も含めて、この先アラブVSアングロサクソン&ユダヤの問題はどうなるんだろう。
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