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2006年08月05日

冷やし中華

 具は煮豚、トマト、キュウリ、レタス。煮豚は電子レンジで簡単にできる。タレは酢、砂糖、醤油、胡麻油、ラー油少々を適当に混ぜ合わせて作る。
 三軒茶屋は非常に物価が安くて暮らしやすい町なのであるが、ティッシュペーパー5箱まとめていくらというヤツで、今日はスコッティー5箱160円の表示を見てさすがに驚いてしまった。スコッティーといえば今話題の製紙業界NO2「日本製紙」の製品だが、何かこの会社に問題でも起きたんだろうかと思うような投げ売りであった。
 ともあれ銀行を筆頭に、最近はどの業界も合併による再編が着々と進んでいるが、果たして出版業界はこの先どうなるんだろう?講談社と小学館と集英社の大型生き残り合併、両角川と幻冬舎の元の鞘に納まりました合併、新潮と文春の文芸心中型合併(笑)なんてのがあったら面白そうだけれど、たぶんそんなふうにはならないのだろう。なぜなら出版社に関しては、合併するメリットというものがほとんど考えられないからである。むしろ今でもかなりそうなってるようだが、小さな出版社が増える方向に今後もどんどん進んでゆくのではないか。そして現在勢いがある出版社だからといって、今後もそうとは限らないことだけは確かなのだ。
 そもそも出版業は興行よりもっと水商売で、瀕死の状態から一発当ててなんとか持ち直したケースを、この業界にさほど詳しいわけでもない私なんかでもいくつか知ってるくらいである。いっぽうで一時代を画した出版社でもあっさり消えてしまう例がいくらもあって、今は日記しか出してないような博文館や春陽堂がかつて業界一二を争う大出版社だったなんて、今の若い編集者はほとんどご存知ないだろうと思う。
 今ちょうど十返舎一九を主人公にした時代小説を地方紙に連載してるので、江戸時代の出版状況について調べることも多いのだが、当時の人口は現在の四分の一、漢字も満足に読めない人が大勢いたわりに、出版兼書店の数が意外なほど多くて、且つ開廃業率が非常に高いのであった。なお、このことについて詳しくお知りになりたい方は拙著を上梓したあかつきにご高覧賜りたいと存じます(笑)


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