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2006年07月11日
茄子とインゲンと厚揚げの炒め煮
夏の定番メニューだが、昨日のQPの先生があげたポイントはインゲンを先に炒めて茄子に油を全部吸い取らせないようにすることと、最後にオカカを振りかけて旨みを出すこと。味付けは味醂と醤油だけでシンプルに。
夕方、仕事が一段落して散歩すると、目の前にひょこひょこした足取りで同じ場所をぐるぐる回っている犬がいる。怪しんで見ていたら、「もう20年生きてる年寄りなんですよ」と飼い主の中年男性が声をかけられて、その犬を見る慈愛の眼差しが印象的だった。動物虐待の報道で暗い気持ちにもなるいっぽう、最近はこうしてペットを大切になさる方も町でよく見かけるようになった。
ところで私はリクガメのペアを飼っているが、原産地が乾燥地帯のホルスフィールド種だから、この季節を乗り切るのはカメ自体も飼い主も相当な苦労が要る。とにかく食欲がなくて、エサの選り好みが激しくなるのである。これは草食性のリクガメを飼ってる人しかご存知なかろうと思うが、大変に味覚が発達していて、まず野菜は新鮮なものしか食べないし、果物なら甘みの強いものを非常に好む。同じものでもあまり食べないときは、こちらが味見すると酸っぱかったり、水っぽかったりして、たしかにマズイのでほとほと感心してしまうのだ。
この時期は特に同じエサに飽きやすくなっていて、毎日のように種類を変えてやらないといけない。食べたいものをイメージする力まで備わっているのか、こちらが差しだしたエサが気に入らないと見向きもせず、それでいて何か食べたいという感じで口をパクパクさせるのが憎たらしい。腹が立ってエサをやらずにベランダで放置しておくと、植木鉢をひっくり返したりして暴れるので手がつけられない。というわけでこの間フルーツトマトやブルーベリーやゴールドキュウイやらさまざまなものでご機嫌を取っているのだが、私はこの歳になるまで他人様のご機嫌というものをあまり取らずに生きてこられた極めて運の好い人間なのに、カメのご機嫌を取るようになるとは自分でもビックリである(笑)。
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