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2006年06月16日
中華総菜
整体治療の帰りに東横のれん街でゲット。あとは実家から送ってきた泉州の水茄子と一保堂の新茶でお茶漬け。
整体の先生は夏に浴衣をお召しになるのだろうか、「どこか下駄屋さんでいい店をご存知ありませんか?デパートとか近所で買うと鼻緒がすぐゆるんでダメなんですよね」と仰言るので、私はひとまず自分が草履を買う銀座の「ぜん屋」をご紹介したのだが、下駄屋と聞いて最初は思わず「飯田町にたしか伊勢屋が……」と言いかけて、イカンイカン、そりゃ馬琴の家だと気づいて慌てた。
今ちょうど十返舎一九を主人公にした小説を執筆中だが、そこに若き日の馬琴が登場する。飯田町の伊勢屋という下駄屋は彼の婿入り先なのである(これはフィクションでなくホントの話です)。
小説を書くというのはおかしなもので、妙にリアルな夢を見てるように、フィクションのバーチャルな空間が現実と一緒くたになったり、時に現実よりもっとリアルな感じで立ちあがって見えるので、少なくとも書いてる自分にとっては、当たり前だが、どんな舞台や映画やTVドラマよりもはるかに面白くて、止めようと思ってもなかなか止められないのでした(笑)。
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コメント (2)
初めて投稿いたします、横浜の着物好き・中村屋ダン之助と申します。
鼻緒の調整や挿げ替え、下駄の歯の直しや雪駄の踵直しなどをその場でしてくれるお店は見かけなくなりましたね。私は横浜・六角橋商店街の中の履物屋さん「たちばな屋」でメンテナンスをお願いしていますが、こういうお店も横浜ではここだけになってしまいました。
この店の主に教示を受けて以来、「なんば歩き」をするようになって鼻緒はキツメが好みになりました。なので鼻緒は定期的に締めてもらっています。
余談ではありますが、こちらには京蔵さんのHPから飛んでまいりました。京蔵さんのファンである私としては、たまに出てくる京蔵さんの話題を楽しみにしております。6月の「たけのこ会」が楽しみです。
投稿者 中村屋ダン之助 : 2006年06月17日 01:15
私も「たけのこ会」には27日の夜に参ります。京蔵さんはそのあとすぐ大阪の松竹座に直行のようですね。
「なんば歩き」を勧める店主はなかなかの人ですね。京蔵さんと私は共に武智鉄二の門下生なので、「なんば歩き」と言われたらグッとくるものがあります。近年陸上の選手が「なんば走法」で話題になったことがありましたが、昭和30年代に唱えられた先生の「なんば理論」を想いだされる方はもう少なくなっただろうなあ、とその時感じたものです。
投稿者 今朝子 : 2006年06月17日 06:44