トップページ > 里帰り

2006年06月12日

里帰り

 6/10,11にかけて久々に里帰りし、わが実家が京都の祇園で経営する料理屋「川上」のOB会に参加。板前さんのOBは総勢70余名だが、うち半数ほどと現役が勢ぞろいして京都ホテル・オークラで会食した。
 2年に1度開かれるこのOB会に私が今回めずらしく参加したのは、一応オーナーの長女として「川上」の次期経営者をOBの前で正式に披露するためであった。
 実をいうと、わが家は数年前からこの問題をめぐって家族でいろいろと協議(というほど大層なものではないが)を重ねてきた。結論としては、生涯現役にこだわる両親の意志を尊重し、近年この両親をずっと補佐し続け、味覚に関して抜群のセンスを誇る従業員の加藤氏に次期経営権を完全に譲るのがベストだという判断に至った。 
  しかしながら所詮は家業レベルの事業だけに、戸籍上の養子でもない同人に無条件で全権利を譲ることを世間に認めさせるのはなかなか難しいもので、まずは現役並びにOB陣に納得させるために本来の相続人たる私の口からそれを発表することにしたのである。
 で、私は四十人の現役並びにOBの板前さんたちの前で後継者披露のスピーチをしながら、これって東映のヤクザ映画で「姐」とか「霊代」とか呼ばれる志麻さんの役どころだよねえ(笑)なんて大いに自惚れてたものであります。
 写真はOB会の集合写真とその前に「川上」で食べた料理の一部。全然関係ないけどたまたま前日に見た伏見稲荷大社の田植え神事。 


このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/67

コメント (2)


すみません、何回もお邪魔して(居心地が良いもので)、私は、折角の外国旅行での食事をハンバーガーショップに行く程の根性無しで、もとより京都の料理屋さんには縁がありませんね。ケチというわけでなく(多分、セコイ)、いろいろややこしいことが嫌いなオッサンです。しかしながら、この料理にはドキッとしました、美味そうだ。うーむ、素材は「鱧と独活と鯛」でしょうか?やはりこの歳になりますと、良いですね、この手の料理。器は何だろう。不勉強です。今夜、途中まで読んでますのは『欅しぐれ』山本一力さんです。では、失礼します。4年後のW杯に向けて頑張ろう!

投稿者 夕焼けさん。 : 2006年06月14日 00:25

 お造りは鱧とふつうなら鯛か平目というところですが、意外にもこれは目板鰈でした。ちなみにうちは別にそうややこしいことをいう料理屋ではありません(笑)

投稿者 今朝子 : 2006年06月14日 07:09

コメントしてください




ログイン情報を記憶しますか?


確認ボタンをクリックして、コメントの内容をご確認の上、投稿をお願いします。


【迷惑コメントについて】
・他サイトへ誘導するためのリンク、存在しないメールアドレス、 フリーメールアドレス、不適切なURL、不適切な言葉が記述されていると コメントが表示されず自動削除される可能性があります。