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2006年06月08日
新刊文庫本余話
昼間、角川春樹事務所の原重役が、近刊の文庫本<並木拍子郎シリーズ第2弾「二枚目」>の見本を持って来てくださった。
このHPに後日きちんとした写真と紹介文を載せるつもりだが、今回の文庫解説は「塀の中の懲りない面々」で知られた安部譲二さんである。前にも書いたが安部さんは昔からファンで一度お目にかかりたいと思っていて、原重役のご配慮でお会いできた上に、文庫の解説まで引き受けて戴いて大感謝!
ちなみに今回に限らず、私の文庫は概ね著者よりも解説者のほうが有名で且つ名文家ですから、すでに単行本を買われた方もお見逃しなくと申しあげておきます(笑)。「二枚目」は6月15日発売です。
ところで原重役はやはり仕事の関係で例の盗作騒動を巻き起こした和田画伯をよくご存知だった。二度も食事をなされた仲だというので、「ねえ、どんな人?」といろいろ訊いてしまい、なるほどとうなずいたが、ここに書くのはご遠慮しておきます。
で、もう一つ時事ネタで、書いてもいいと許可を取ったのが村上世彰氏の話。春樹事務所のパーティにあらわれたそうで、そのとき彼と話した春樹氏はあとで社員に「村上は金の遣い道をまったく知らんようだから、俺が代わりに遣ってやることにした」と宣うたそうである。これは聞いて、さもありなんという気がしました(笑)。
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コメント (2)
「幕末のあどれさん」先日読了しました。
あどれさんはフランス語だったんだ。
角度の違う幕末の歴史で面白かったです。
「東州しゃらくさし」を読みたいと思います。
大変遅れてきた読者です。
さて、まったく話題は異なりますが、
そもそも宗教たるもの、「野雪隠」でいいのではないか?と
○○教の教会長先生が申しました。
なるほどねえ宗教とは「困ったときの杖」と言うわけです。
さて、この良い季節、初夏の野山を歩くのはどうだろう。
野雪隠 地蔵 しばらく かたな番
野雪隠(のぜっちん)尻ベタこそぐる レンゲ草
野雪隠 蟻の行列 うっ止めた
野雪隠 一山(ひとやま)ごとに 横歩き
野雪隠 ひと垂れ垂れて がね歩み
はつ雪や どなたが這入る 野雪隠.
春風や 大宮人の 野雪隠
覚悟して 必死女の 野雪隠
なごりゆき のもりはみずや 野雪隠
野雪隠 身をのがれんと 前へ出る
大御代や 野梅のばくち 野雪隠
野雪隠の うしろをかこふ 柳かな
ごくごくの つまり女の 野雪隠(せっちん)
失礼しました。
投稿者 夕焼けさん。 : 2006年06月09日 01:24
>うーん。野雪隠にはなんてコメントしたらいいかわかんないけど(笑)。「幕末あどれさん」の続編形式で書いてるのが「銀座開化事件帖」なので、よろしければそちらのほうもご覧になってください。
投稿者 今朝子 : 2006年06月09日 06:00