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2006年06月07日
キャベツスープ
絶食明けの定番メニュー。キャベツのほかに人参、ジャガイモ、セロリ、玉ねぎ、ブロッコリー、ソーセージが入ったスープ。
今朝は4時からガンガン仕事をして、買い物にも出かけ、食欲も全開なのだけれど、咳がまだ完全にはおさまらないのが癪である。
ところで書きおくれてしまったが、最近のTVニュースでやっぱり見逃せなかったのは村上世彰氏の記者会見だろう。「金を儲けることが悪いんですか?僕がどっさり儲け過ぎたから、あなた方は僕を嫌うんでしょう」というような発言に対して、ごもっともです、てな感じで黙って聴き入っていた記者さんがたちが面白かった。
たしかに今や村上氏の発言が正論に聞こえる時代なのだろうと思う。これが江戸時代なら「其方(そのほう)が所存重々不届きに付き闕所(けっしょ)申し付くる者也」てなことがもう少しそれなりの哲学を持って宣告されるんだろうけど、国を挙げてお金儲けを奨励している現代ニッポンではホリエモン同様、こうして出る杭を打っとけば、感情的で嫉妬深い日本人の心が鎮まるだろうとする検察官僚の思惑が見え見えで、まあ、どっちにしろくだらない民族に成り下がったもんである。
今や世界には、金をどんどん儲ければその金で世界を住みやすく変えられるはずだという信念を持つ人びとが確実にいて、彼らの信念に引きずられるかっこうで金儲けを念頭に置かずには生きることができなくなった人びとが大半だ。もちろん原稿料をもらって生活してる私も、これを読むあなたも恐らくそのひとりである。つまり今やお金は中世ヨーロッパにおける神のごとく、その存在を疑うことがだれにも許されない手段と化しているのであるが、中世の後にルネッサンスが来たように、どこかでこうしたハイパー資本主義を脱する普遍的哲学を生みださないと、人類はゴミの山とあらゆる汚染と環境異変に冒されて滅びるのはまちがいないのであった。
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