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2006年05月26日

ちらし寿司、和風サラダ

整体治療の帰りに東横のれん街でゲット。
フジテレビドラマ「ザ・ヒットパレード」を見ながら食事。
最近あまり見なくなったTVドラマだが、これは懐かし物でつい、という私のような人がこの高齢化社会にはけっこう沢山いたのではないか。同タイトルの番組を子どもの頃は欠かさず見てたから、登場人物、曲、シーンどれも知ってて、ああ、私も年を取ったものだとつくづく感じた次第。
 思えばこの年齢になると、どの業界でもそこそこの栄枯盛衰を見せられてしまうわけで、かつて渡辺プロの全盛を見てる私には、ジャニーズもヨシモトもいずれ消えてしまうのがわかるのだった。もっとも消える話よりは、やはり渾沌の中から何か新たなものを生みだす話のほうが、年寄りは見ていて気持ちがいいのはたしかである。
 だが一方で、戦後何もないところから出発した日本の若者たちは何か好きなことに熱中してればそれでなんとか喰っていけるようになったという神話めいたこのドラマが、自らの業界内、会社内、学校内でのポジショニングに汲々とする今の若者たちには果たしてどんなふうに見えるのだろうという気もしたのである。
 ところで表面的な履歴はともかく、私は実のところ割合いい加減な世渡りをしてきた人間で、若いころに色んな仕事をしているが、元クレージー・キャッツの犬塚弘に京都弁の方言指導を頼まれたこともあり、事務所に来てくれといわれて、すでに全盛期は過ぎていたものの、あの渡辺プロの事務所の中が覗けるとあって大いにミーハー心がくすぐられた想い出がある。いずこも同様、芸能関係の事務所はまことに地味なものであった。


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