2024年11月21日
花の会2024秋
今日は午後から世田谷文学館でお馴染み「花の会」の講座を。今回は「一場の夢と消え」刊行直後とあって演題は「近松門左衛門の生涯」とし、小説の資料とした実説文献を色々と紹介してフィクションの種明かしをした次第。何しろ同会は、わたしが30代半ばに初めて講座を手がけた勉強会で、当時は故4世坂田藤十郎主宰の「近松座」で脚本や演出を担当していたため、もっぱら近松作品の講義を月2回ペースで行っていたくらいだから皆さん主な近松作品はよくご存じだし、もちろん歌舞伎や文楽等にも詳しい方々なので話をするにも初歩的な説明はすっ飛ばせるのが有り難いのである。ただ主宰者の池田さんや主要メンバーも当時は脂が乗りきった年齢ながら当然みなさんお年を取られたし、物故された方も沢山あるなかで、何と 4 0年以上も存続していること自体が奇跡的な本当に貴重な勉強会なのだけれど、コロナ以降はさすがに経営面でも存続の危機を覚えられた池田さんがその旨を会員さんに訴えられ、会員さんからも貴重な会として存続の方向を目指すべくSNSを通じて広範囲に発信する具体的な方策を練られたようで、今日は講義の後わたしも身内の顔でその話し合いの場に参加した次第であります(^^ゞ
このエントリーのトラックバックURL:
コメントする
2024年11月20日
おでん
急に冷え込んだので、このメニューに(^^ゞ市販の紀文製を、先日京都の「二条みなみ」でお土産にもらった自家製の辛子味噌をつけて美味しく戴きました∈^0^∋
食後に見たBS-TBS報道1930は、与野党が「103万円の壁」突破で何とかで合意したものの、その程度のささやかな減税策ではとても乗り越えられない日本社会の陰に横たわる貧困問題を特集。国の将来に希望を感じる若年層の割合が先進国最低?で何と 1 5パーセント強しかいないらしいのも聞けば深刻な話だし、それゆえ刹那的に闇バイトに走る若者が出ちゃうのも無理はないというべきか(-。-;)それにしても「103万円の壁」を含めて与野党共に近頃は税収のバラマキ政策に終始しているように見えるが、その財源をどうするかの名案は政治家からさっぱり出て来ないままで、結局は国債という未来の借金に頼るのだと、日本の将来にますます希望が感じられなくなるばかりではないか、と思うこと頻り (-_-;) 財源をどうするのかも考えられないような人たちには、日本の多くの人間が将来的に食べていける基幹産業を見つけるのも難しいから、結果いわゆるアベノミクスの3本の矢も1本しか放たれなかったわけだし、「新し資本主義」も何が言いたいのかすらわからなかったわけだし、つまりは政治家や官僚になるような人物は、そうした現状に未だない何かを生みだす創造性とか想像力が非常に乏しいのだろう。その手の才能は起業家なら持ち合わせていそうだというわけで、米国民はトランプを選び、トランプはイーロンを選んだのだろうけれど、それが結果的に新たなどういった社会を生みだすのかはまだまだ未知数なのであります(-.-;)y-゜゜
このエントリーのトラックバックURL:
コメントする
2024年11月19日
ケイジャンチキンサラダ
今日のQP料理。鶏もも肉に塩、チリペッパー、パブリカパウダー、おろしニンニク、オリーブ油を揉み込んで、しばらく常温に置いて皮目からこんがりと焼く。これを食べやすく切って、アボカドの角切りとMIXビーンズ (QPはキドニーのみ) と共に葉野菜に載っけて、ヨーグルト、蜂蜜、ワインビネガー、塩胡椒を混ぜ合わせたドレッシングをかけて食す。葉野菜をQPはケールにしていたが、ワタシは週末に乗馬クラブで沢山もらった無農薬有機野菜のルッコラにしました(*^^)v
食後に見たBS-TBS報道1930は日本でも報道相次ぐ無差別殺傷事件で社会不安が増大している感じの中国を特集。そもそも資本主義経済の導入が生んだ経済格差の解消に立ち上がったはずの習近平が、経済政策の失敗によって、若い世代をますます生きづらくさせているらしいのは何とも皮肉な現象というべきか。それに対する不満の表明が治安を悪化させるとして取り締まりを強化することで、さらにもっと社会に不満を溜め込む恰好になるのは自明の理なのに、どうも習政権はそちらにしか舵が切れない模様なのも国民にとっては困ったものであろう。この世界第2の経済大国が低迷し続けているのは世界にとっても困るので、とにかく経済の立て直しが喫緊の課題であるのに、結局それを阻んでいるのは習近平自身であり、経済の立て直しは彼に取って代わる人にしか期待できないようなことを、解説者の堤氏が最後に述べられたのは宜なるかなでした(-.-;)y-゜゜
このエントリーのトラックバックURL:
コメントする
2024年11月18日
関西行2024秋その2
今回の旅行イチバンの目的は妹夫婦が大阪郊外に構えた新居の新築祝いだったが、その家の近くには「野崎参り」で有名な野崎観音の慈眼寺や楠木正成・正行ゆかりの四條畷神社があるというので、祝宴の前にまず甥っ子の運転でそちらへお参りを。いずれも小高い山中の地で急な登り坂や石段を経て参らねばならず、お染久松の碑まである野崎観音の境内からは大阪の高層ビル街が眼下に窺えたし、四條畷神社では七五三恒例の催しなのか2頭のポニーが急坂を登って神前に参拝する様子を見ることができました (^o^) 昼下がりには母方の親戚も新居祝いに駆けつけてくださって、幼い頃に大変世話になった叔母さんや亡き叔父さんそっくりの従弟、伯叔母さんそっくりになった従姉妹たちと懐かしい再会を果たし、「祇園川上」に出前を頼んだ食べ応えのある松花堂と美味しい白味噌椀に舌鼓を打ちながら何かと思い出話が尽きない歓談の時を過ごした次第。心斎橋生まれの母親の親戚はいずれも住まいが阪神間にあって、兵庫県人の従妹が2人いたので「そういうたら知事選どうなん?」と何げなく訊いたところ、ごく良識的で温厚な2人の反応を聞いて、こりゃひょっとしたら斎藤氏の再選あるかも?と思ったワタシでした(^^ゞこの夜も妹んちに泊まって、次の日は大阪市内の谷町にある近松のお墓に遅ればせながら「一場の夢と消え」刊行の報告をし、そのあと近くの四天王寺にお参りしたら、11月半ばを過ぎてまだ冬眠できない亀がぞろぞろと日向ぼっこしてるのにビックリでした(!_+)何だかだいって、どこにでも馬やカメを目ざとく見つけてしまうワタシでありますσ(^◇^;)
2024年11月18日
関西行2024秋その1
11/14はまず京都で父母の墓参りを済ませたが、紅葉の名所でもあるその寺院の庭園には色づいた樹木がまだ2、3本というありさまだし、この季節にしては自分もえらい薄着で来たのが何だか怖いような気持ちで近くの三十三間に参拝し、京都博物館で開催されている「法然と極楽浄土」展にも足を運んだものである。同展は名称から地味なものかと思いきや、巨大な「当麻曼荼羅」や著名な「早来迎」図等の国宝級がずらり並んだ見応えのある企画展で、三十三間堂の夥しい仏像群と併せて文字通りの極楽漫歩を味わってから京料理の新星「二条みなみ」へ。ここは亡夫の下で修業し、現「祇園川上」のオーナー加藤氏の右腕だった南氏が去年の春に新規オープンされ、こぢんまりした佇まいで寛ぎやすい空間ながら早くもミシュラン星を獲得した割烹店。開店祝いに駆けつけられなかったわたしは今回初めて寄せてもらい、下の写真の通り秋らしい八寸や瑞々しいお造り、芳しい白味噌のお椀など往年の「川上」らしさを彷彿させる美味しい料理を堪能しました∈^0^∋
このエントリーのトラックバックURL: